おとといご一緒したばかりのＹさんと、本日は奈良へ。
５月にスペイン巡礼の道１３０ｋｍに挑戦することになっていて、その予備山行のつもりで
計画した柳生街道でしたが、肝心のスペイン参加予定の方は皆さん都合が悪くて、参加なし。
当日泣いても知らんよ～～～(笑)
Ｙさんは、笠置から奈良までのロングルートを以前、一日で踏破なさっていますが、
体力つくりに、とまたご参加くださいました。
私も予備の靴を一度、長丁場を歩いて試しておきたかったので、Ｙさんが参加表明をして
下さって、うれしかったです！
柳生街道はさほど険しい道はないかわりに、路傍の石仏や、奈良時代に彫られた石窟など
いにしえを偲ぶには素晴らしい道です。
途中、峠の茶屋でランチ。
奈良教育大のワンゲルの子たちも同じ道を歩いていました。
男女２人ずつの４人組で、トレーニングというよりはデートみたいで、ちょっと羨ましかったり
なんかして・・・・。
私が入っていた山岳会では、山行中にお店で買い物をしてはいけなかったので、
（アルプスのテント山行でも基本、買物不可で、水とアルコールだけはかろうじてセーフ）
草餅食べれるような、ゆるゆる山行、ほんとに羨ましい！
Ｙさんがご馳走してくださいました！
市販のと違って、あんこがしっかりしていて、小豆の風味があります。
山の旅行会社在籍中に、担当の奈良の山の会の皆さんと、この道を何度か歩きました。
初代の会長さんとは、ＮＺやネパールなど、あちこちご一緒させていただきましたが、
５年ほど前にお亡くなりに・・・。
会の海外山行の募集をすると、いつもたくさんのお申込みがあって、ありがたかったです。
会長さんのお人柄のおかげで、私はずいぶん、楽に仕事をさせていただきました。
もう一緒に草餅を食べることもないのかと思うと、アンコがちょっとしょっぱいです・・・。
沢沿いの道に入ると、冬場は凍結するのでしょう、滑らないように鎖場があります。
剣豪で有名な、荒木又右衛門が試し斬りをしたといわれる、首切地蔵。
石畳の滝坂の道を、春日大社へ下山。
お参りした後、そこここにいる鹿ちゃんに、地図を持っていかれました（泣）
食われた・・・
Ｙさんのリクエストで、若草山に登ることになりました。
若草山は、３重の層になっていて、やっと上かと思ったら、まだ上にある～～・・・、と
二回騙され、やっとこさ三重目に到着・・・、意外にしんどい山でした。
今日は朝から、「しっかり歩き」をしたのだから、当然と言えば当然！
三重になっているところから、三笠山と呼び換えられることもあるようですが、実際、
百人一首に出てくる 三笠の山にいでし月かな、の三笠は、お隣の春日山のことだそうで、
そういうことを、帰宅後調べて初めて知りました。
山頂には鹿ちゃんもいっぱいいて、鹿フンはもっといっぱいありました(笑)
正面に生駒山、信貴山、金剛葛城などの山々が見え、その上に雨雲が広がってきました。
ぼちぼち天気が崩れそうです。お茶を飲んで一服してから、違うルートで下山。
近鉄奈良駅に着くころ、大粒の雨が降り始めました。