2コインで健康ウォーク@嶽山 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

ワンコインで健康ウォークを最初に始めたのは、京都を離れると決めたときだった。

主要な山は何度でも来る機会があるだろうけれど、町に隣接する500mにも満たない

里山に、大阪からわざわざ出てくることはまずないだろうと思い、稲荷山をはじめ、東山の

低山や五山の送り火の山々、はては吉田山に至るまで小さな山を毎週歩いた。


それにほぼ毎回参加してくださっていた晴れ女さんは、しっかりと基礎体力がついて、

その年の秋に穂高に行った折には、元気満々できっちりコースタイム通りで歩かれた。

それまでの晴れ女さんの体力からして、本音を言えば、涸沢止まりもあり得るかなって

想定していたけれど、予想外です(ソフトバンクのCM風にどうぞ笑)の結果に驚いた

ものだった。


考えてみれば、盆地である京都の夏はことのほか暑くて、仕事や用事があるならともかく、

ない人が昼の日中(ひなか)に外に出ようだなんて、基本考えない。

散歩は朝早く気温が上がる前、買い物は涼しくなった夕方に、ってのが町の主婦の生活

パターンなのに、私たちは10時に集合して、まとわりつくような暑さの中、登山口に着くまで

に既に大汗をかく、みたいな状態で歩いていた。


2~3時間の小さな山歩きだったとはいえ、相当体力を消耗することを、結構楽しみながら

毎週やっていたおかげで、2人とも、暑さをあまり暑いと感じず、元気にひと夏を過ごす

事ができた。


もっと分析してみたら・・・。

その小さな山歩きを始めたのは春ごろからだったのだけれど、春から歩いて体を整えて

いたおかげで、夏の暑さにもめげない体になって、だからこそ、秋の大きな山行も体力的に

余裕をもって出かけることができたのだと思う。


薬膳の先生が、季節の変わり目である春に体調を壊す人が多いのは、冬に体を整えて

いないからだ、と仰っていたけれど、この健康ウォークはその考え方に沿ってると思う。

直近の体でなく、先を見据えた体調コントロールを、楽しみながら行うという位置づけで

これからも続けられる限りはやっていきたいって思っている。


明日の体は今日つくる!


アバンティ・クライミングスクール大阪

大阪の最高峰は金剛山で1125mの高さ。

その前衛ともいえるのが、このあたりの山々で、今回歩いた嶽山はほんの278m。


山というよりは丘に近いし、道も林道があちこちについていて、まったく山歩きらしくは

ないのだけれど、翌日に疲れが残るほどのハードさではないし、とはいえ景色は良く、

町に近い割には豊かな植生があったりして、じっくりと歩くと結構楽しめる。


現に、この山は里山保全の活動地域となっていて、地元の農家の方々、自然を守る会、

そして里山保全のNPO団体や自然大学など、意外にも色んな人が行き来しているようだ。

このビオトープも竹で作った柵も、みな、その方々が作られた。

近くには手作りの農小屋があって、研修の人たちが泊まったりもしてるらしい。

地元のイベントなどでも使っていて、町の広報にときどき載っている。


里山というのは、町と自然の結界的な役割があって、里山の環境が町に吸収されて

しまうと、自然が一歩後退することになる。

日本の豊かな自然を守るためには、自然そのものの保護以上に、こういった町に近い

どうでもいいように思える場所をきちんと保護して、なるべく同じ状態に保つことが重要

なんだって、歩くほどに理解できてくる。

アバンティ・クライミングスクール大阪

こんな山らしい雰囲気のところは、ほんの一瞬で、殆どが林道歩き(苦笑)

それでも、うろうろとあちこちを歩きつくせるので、私の本日の歩行計は18346歩。

家で「食っちゃ寝ぇ」してるのとでは、はるかに優秀。

明日もあさっても、梅雨も夏も・・・、元気で遊びたいので、こういう小さな山歩きを

日頃からすることは、とっても大事だと思う。


アバンティ・クライミングスクール大阪

今日は、香港で買ってきたインスタント麺と、薬膳の本に載っていたタケノコのピリ辛炒め、

そして、これも薬膳の本にあった長芋とクコのデザートです。


タケノコは利尿作用があるので、体の不要なものを排出してくれるそう。

また、食物繊維が豊富なので、便秘や大腸がん予防にも効果あり!

長芋は潤いを補い、胃腸の働きを整えて高めてくれ、クコは目に良い。


体に良いものを食べようっていいながら、ジャンキーなインスタント麺もないな・・・、

と思いつつも、ストイックにやりすぎるよりは、「ちょっと頑張り、多少いい加減」くらいの

方が、体にはいいんと違うかって、私は勝手に思ったりしています。

何事もバランスが肝心。中庸!中庸!!

アバンティ・クライミングスクール大阪
途中の車道脇で、Yさんが見つけた塩化マグネシウム。

車道の凍結防止に使うのだろうけれど、でどこが・・・。

Yさんお二人も私も、ヨルダン側の死海には行っていて、あんなとこから来てるんやなぁ、

と感心しきり・・・。

遠いところお嫁に来た(輸入された)のに、あまり大事に扱われることなく、道にポンと

ほおり投げられてホッタラカシはかわいそうやなぁ・・・。

アバンティ・クライミングスクール大阪

この山には、探偵ナイトスクープでお馴染みの、城山オレンヂ園があります。

先日は朝日新聞にも掲載されていました。

http://ameblo.jp/avante-ryuayu/entry-11193901343.html   ←参照please

ユニークな親子が経営しておられて、もう開園40年だそうです。


この注意書きをみただけで、笑えるでしょ!

他にも、

「お知らせ・・・今日のうまいもの、別になし  山のおやじ」

とか、

「ここで おとなしく お待ちください」

とか・・・。

アバンティ・クライミングスクール大阪

ミカン園から下山開始。

山道を降りると、願昭寺に出ます。

お寺ですが、鳥居が並んでいて、その先にはお大師さんが祀られていました。

アバンティ・クライミングスクール大阪
今日、この山を企画した最大の目的は、シュンランでした。

先日、10年ほど前のヤマケイ関西の雑誌を見ていたら、偶然、この山の記事をみつけ

たんです。

そこには、シュンランが咲くと書いてあったんです。

それを捜しに行きたかったのでした。


実は嶽山の山麓には祖母が住んでいて、昔からこの山の存在は知っていたのですが、

その頃は山と言えばアルプス!みたいに、しっかり歩きにガツガツしていて、この程度の

山は目に入らなかったんです。

母に何度か、今度行こ!って誘われていたのですが、カラ返事ばかりしていて・・・。

今頃になって大後悔です・・・。


調べてみたら、この山は大阪府岳連選定の「大阪50山」にも入ってます。

数ある大阪の山の中で選ばれただけあって、歴史的に要衝の地だったということも、今頃

知りました。山椒は小粒でピリリと辛い、というのはこういうことですね・・・。


んで、シュンラン???

・・・見つけられませんでした・・・。

地元の人にも聞きながら歩いたけれど、分かりませんでした。

もっと細かく分け入らなければ見れないのかも・・・。

登山はまったくのド素人だけど、里山には鼻の利くゆきちゃんと再挑戦します!