2日連続、仕事の手伝い。
久々のオフィスでの仕事・・・。
電話を受けたスタッフの、対応に戸惑う雰囲気が流れるや否や、一斉に皆が声をかけたり、
調べたり、資料を出してきたりして、スムーズに事が捗る。心地の良い流れがある。
いろんな電話での対応や、予約のさまざま、時間との闘いのしごとなどなど、「戦場」
みたいに緊張感と活気のある現場を隣で感じ、場の雰囲気に多少、巻き込まれながら
DMの封入作業や、書類のストック作りにいそしむ。
飛行機の座席の事前指定をするよう言われPCに向かうも、私はこの作業したことないど~!
なんか間違ったら予約を落としてしまうと思うと、いや~な汗が毛穴からじんわり出てくる。
あぁ、緊張! 記録を落としてしまったら、お客さまが渡航できなくなってしまう・・・。
バイトとはいえ、スミマセンではすみませんこと、よく分かってるだけに、余計緊張するわっ!
エイ!とばかりにPCのキーボードをたたく。
えへへ!でけた! ハハハ!簡単やん!
あの頃、毎日毎日、こんなプチ緊張感の連続で、仕事中眠くなったり、やる気がなくなる、
って感覚はまったくなかった。というか、必死だった。
自分なりに仕事を進めても、失敗に終わることもある。
自分の出来なさ加減を突きつけられ・・・、時に自分の性格や、自分自身が持つ振り子の
幅まで知らしめられて、たたかれ、もまれて・・・。
まる裸にされてる自分がいた。
でも、ものになるまで、食いつくしかない。
傷つきたくないと、逃げたり、自分の殻に閉じこもってしまえば、それまで・・・。
そこからの学びはない。
出来ないと分かれば、他の方法を考える。
そこにはアカンも無理も苦手もなくて、やるしかなくて、とことんもがいて、あがいて。。。
それでもここまでやった、という結果を残す。
その一つ一つが自分のものになっていく。
ここまでやった、という結果が自信につながり、ひとつステップアップする。
山に通じるものがあるな・・・。
いや、全てのことにつながってるし、すべてに当てはまる。
それが人生というものなのかもしれない。
与えられた境遇の中で、どう生きていくか、どう考えるのか、必死で考え、とことんやる。
自分の人生に、アカン、無理、苦手、を言ってしまっても、誰も責任はとってくれないし、
誰も尻拭いはしてくれないし、誰も引き上げてくれない。
だけど、食いつけば、皆が助けてくれるし、皆が育ててくれる。
仕事では山での経験を活かし、山では仕事での経験を活かし、人生においても、
それらの経験を活かし・・・。
今もなお、公私を超えて続く多くのお客さまとのご縁も、その結果だし、あの頃、頑張った
ことへの神さまからのご褒美。
人は社会で育ってゆく。そして、生かされている。
久々にオフィスで、人と仕事をすると、忘れていた感覚がよみがえってきた。