香港は、東京の半分しかないのですが、その40%がカントリーパークに指定され、
豊かな自然が守られています。
大都会のすぐ裏に自然が広がっているので、ちょっと時間があったら、2~3時間の
プチハイキングなんて、簡単にできるわけです。
私、転勤するなら、香港がいいです。
・・・って、会社勤めしてないから、転勤はないか・・・(笑)
さてさて、日程の3日目は、南Y島へハイキングに行きました。
香港は、大小合わせて235もの島から成り立っています。
香港島と九龍半島は海底トンネルで繋がってはいますが、人々の足は、今も昔も
スターフェリーです。
乗船時間は10分ほどでしょうか。片道、30円弱で乗れちゃいます。
オクトパスカードという、ICOCAみたいなプリペイドカードを使えば、入り口でピッ!って
するだけでもう乗船口です。
本数も多いので、電車感覚で気軽に乗れます。
ちなみに、海底トンネルを車で走ると、通行料100円が必要です。
タクシーに乗っても、メーター分の料金に、通行料を加算して払います。
スターフェリーは椅子もスター!
私、実は、初海外旅行が中2だったんですね。
オーストラリアにプチホームステイのツアーだったのですが、その時の空路が、今から
考えたら、どんなルーティング???と首をかしげる複雑さでした。
伊丹→羽田→成田→台北→香港→ブリスベン→メルボルン
台北は空港内の乗継でしたが、香港は5時間くらいあったので、観光をしてるんです。
だから、人生初の海外旅行、正確に言えば、香港でした。
スターフェリーに乗って、ビクトリアピークに行ったみたいです。
記憶は定かではないけれど、写真が言うとります・・・。
記憶に残っているのはただ一つ! 林立するビル群のネオンの中に、「ち」にてんてんの
1字が光り輝いていたことです。 そう、「ぢ」、ヒサヤ大黒堂の看板でした。
さてさて、南Y島のトレッキングです。
スターフェリーで九龍側から、香港島側の中環(セントラル)へ渡り、その後、フェリーで
25分、南Y島のユンシュー湾に到着です。
島の商店街を抜け、バナナやブーゲンビリアの茂る住宅地(あくまで町です!)を抜けたら、
砂浜に出ます。
今はシーズンオフですが、たぶん、暑くなったら多くの人でにぎわうと思います。
この島は、外国人の人がたくさん住んでいるので、看板もイケてます。
金髪の人が、犬のお散歩や、朝のお買いものに出かける姿をみかけました。
島は工事などの許可車以外、車の利用が許されていないので、まったりしてます。
しばらく行くと、海が見えるトラバース道に出ます。
コンクリートをうってあるものの、開放感があり、のんびりと歩けます。
スタート地点から1.5~2時間くらいで、もう一つの港、ソッコー湾につきます。
天后廟は、海の神様をお祀りしているので、海沿いの町で結構みかけます。
一般観光旅行社が企画しているハイキングツアーなら、おそらく、この湾で海鮮料理を
食べて終了と思いますが、私たちのトレッキングはここからがメインです。
20分ほど登ると稜線に出ます。
ここもまたコンクリートが打たれていますが、島の稜線を歩くので、両サイドに海が見えて
屋久島の宮之浦岳みたいに、岩がゴロンゴロンあり、緑の山肌に立体感を添えます。
ここに、ボルダリングをしに来る人もいるようです。
香港にも、ボルダリングやクライミングのルートがいくつかあり、ダンナと行く予定にして
いたのですが、実現することなく・・・。あ~ぁ、ほんま、どこに行っても宿題だらけです。
こちら、山頂です。山の名前は菱角山(リンコックサン)。
日本だったらブーイングが出そうな山頂の印ですが、よその国に自分の価値観を
持ち込むのはタブーですね・・・。
山頂から少し歩くと、微妙なバランスで乗っかってる岩があります。
どうみても犬です。毎回思います。
山頂から、摸達新村に下山し、バナナの生い茂る道を歩いて、菱角山の山麓をグルッと
巻いて、ソッコー湾に戻ります。菱角山の北半分を一周するような感じです。
天后廟から、2時間ほどみていたら歩けます。
ソッコー湾には、海鮮料理を食べさせてくれるレストランがいくつかあり、店によっては、
ボートを持っていて、中環まで送ってくれるところもあるのですが、今回は、そのあと、
ビクトリアピークからの夜景を見に行くことになっていたので、シーフードはまた次回!