香港ハイキング 1 マクリホーストレイル | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

5日、香港の西にある空港から、東のハイアイランド貯水地のダムサイトへ。

香港にはロングトレイルが4本ありますが、一番長いのが、このマクリホーストレイルで

全長100kmです。


イギリスの租借地だった香港には、傭兵としてネパールのグルカ兵がいました。

彼らのトレーニングの場として、当時のマクリホース提督が整備させたのが、このマクリ

ホーストレイル。


今は、トレイルウォーカーという、チャリティーウォークで有名になっています。

トレイルウォーカーとは、1200mの高低差がある100kmのトレイルを、4人一組になって、

48時間以内に4人ともがゴールする、という競技。

参加には1チーム最低12万以上の寄付をすることが規則です。

これが恵まれない人々への寄付金として使われているのです。

東日本大震災にも利用されているそうです。


1981年に香港で第一回目が行われて以来、今では世界12ヶ国で大会が行われています。

日本でもあるんですよ!

足に自信のある方、お友達4人でぜひ、ご参加あれ!


私が香港のトレイルを始めて歩いたのはもう、10数年も前の話になります。

まだ香港ハイキングのツアーがポピュラーではなかった時代です。

香港観光協会が主催するセミナーに参加した折、日本航空のある方と知り合いました。

この方は、トレイルウォーカーに参加されていて、香港の自然の魅力を私に教えてくださ

ったのでした。勉強会に来ていたおそらく100人近くの業界人間で、香港の山の話に

食いついたのは、おそらく私ぐらいだったかも・・・。


で、その2ヶ月後だったか、さっそくプライベートで香港の山歩きに出かけました。

高層ビル群、エステ、グルメ、なんだか雑多なイメージしかない大都会の香港に、

こんなにも豊かな自然があって、英語も通じない田舎町があるなどとは、予想外で、

本当に驚きました。

その時、一番最初に見た景色が、ここ、浪茄湾(ロンケーワン)でした。


アバンティ・クライミングスクール大阪

マクリホーストレイルは10つのステージに区切られていて、このダムサイトはちょうど

第2ステージの最初になります。

ここから10分ほど歩くと・・・。

アバンティ・クライミングスクール大阪
眼下に、青い海と白い砂浜を擁した緑の山が、目に飛び込んできたのでした。

今回は薄曇りで、その時感動したような景色は見せてもらえませんでしたが、香港の

雑多なイメージを一掃する、本当に素晴らしい景色でした。


ここから第2ステージは、海沿いの道を歩く開放的なトレイルです。

先には、香港のマッターホルンともいわれるシャープピークなどがあります。

歩き疲れたら、村のおばちゃんのポンポン汽船みたいな小舟で、バス停のある黄石

(ウォンシェク)まで乗せていってもらうこともできます。値段は交渉(笑)


砂浜の上を、点在する島を見ながら歩く場所もあれば、野良牛が闊歩する草付きも

あります。

今回は、浪茄湾の景色を見たのち、同じ道を引き返して、西貢(サイクン)という港町へ

海鮮料理を食べに行きました。