(3)四国ツアー『石鎚山・北壁クライミング』 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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石鎚山 天狗岳(1982m)

北壁クライミング  『ダイレクトルート Ⅳ・A1 70m』 岩質:安山岩(コケ多し)


四国と言えばやはり石鎚山、『岩』クライミングと言えば北壁でしょうか、 以前から興味があり登攀してみたい

岩でとても楽しみにしていました。ルートそのものは、1960年代から登られている為ピン(ボルト、ハーケン)は

錆びていました。

昨日は、笹ヶ峰、伊予富士と登った後「白石ロッジ」で100%充電が出来ました。 アプローチは一般登山道・

三の鎖の小屋横に北壁に通じる踏み跡があります。丁度地元のクライマーが居られ取り付き地点を聞きまし

た。遭難碑を過ぎビレイボルトがあり、この地点から主ビレイポイントに左上(20m、Ⅲ+)

ルートはジェードル凹角を突いて登るラインです。 ルート上にはボルト、ハーケンがベタ打ち(連打)される中

にペツルが打たれていました。 ここもフリーの波が来ているのか?フリーとA0とA1とで2ピッチ登り、最後は

快適なスラブを登りきると天狗岳右肩に出ました。終了点の山頂(西日本最高峰!)で一般登山客にお祝いの拍手で迎えられました。

【クライミング・アドバイス】

ビレイポイントはあまり明確ではない。クライミングはエイドクライミングが主体でしょうか。ピンはベタ打ちされ

ていますが、60年代のルートである為ランニングビレイ・ピンに十分注意、壁そのものはややカブっている感

じであり、ランニングビレイのスリングテープは長い目に取る様にしたい。テープは10本以上は携行のこと、

岩は安山岩でフリクションは良いのだが、壁そのものがコケが多く滑りやすい、濡れていると少し厄介かも?

【コースタイム】

土小屋(発)7:30 ~ 三の鎖小屋 9:00  ルート取り付き地点10:30 

※三の鎖で取り付き点のアプローチを少し探すこと約1時間

クライミング開始スタート11:00~終了14:15(3時間15分) ※アプローチルートを入れて4ピッチ

頂上山荘14:40~55(15分) ※ビール&ジュースで乾杯  土小屋16:15

【クライミングギア】

ロープ60m/1本、クイックドロー:20set、スリングテープ:10本、エイダ、

※ストッパー&キャメロット使用せず。(※ストッパー #‐4を1回のみ使用)
京都アバンティ・クライミング・スクール
アプローチから見る北壁は威圧感があります。
京都アバンティ・クライミング・スクール
3P目:結構ピンが腐っています。ランニングビレイのピンには要注意です。
京都アバンティ・クライミング・スクール
無事終了です。一般登山者に拍手で迎えられました。 『ヤッター、最高!!!
京都アバンティ・クライミング・スクール
3時間15分の『とても楽しいクライミングでした。』

京都アバンティ・クライミング・スクール
左側、垂直にたつ暗い壁が、今、登って来た北壁です。

登攀終了点は、この山頂で、ちょっと感動的!

弥山から見る天狗岳、北壁はかなりカブっています。