知人のお誘いで、比良にスノーシューに行ってきました。
山岳部のOBで建てた小屋が比良のスゲハラにあり、
そちらに招待していただいたのでした。
どうせなら、人があまり歩かないルートから入ろうと、
スノーシューをはいて、道なき道をトレースしてきました。
鹿ノ瀬バス停よりガリバー旅行村を経て、八淵の滝の大摺鉢へ。
川を徒渉して、西側の773mのピークに続く尾根に取りつく。
けっこうな登りが続く。スノーシューを登行モードにセットして、高度を稼ぐ。
途中、マンサクが咲いていたのには驚き!
先日来、暖かい日が続いていたので、勘違いして咲いてしまったのかな・・・。
北側に切れた岩場のいやらしい斜面をトラバースしたら、
まもなく、奇妙な形の一本杉に出会う。
そこからナガオ尾根へひと登りしたら、あとは、スゲ原へ下るだけ。
ダンナがずっとラッセル&ルートファインディングをしてくれた。ありがとー!
夕方、カナディアンログの山小屋に到着。
OBの方が資材を輸入して自らの手で建てた小屋だそうだ。
この地にぴったりな雰囲気の素敵な小屋だった。
「秘密の冷蔵庫」から般若湯をだして、喉をうるおしながら
ムーディーなストーブに火をつける。
外はマイナス5℃、小屋の中は20℃。はぁ~幸せ~。
知人が用意してくれたおでん。大根は知人の菜園で採れたもの。
食後はオカリナを吹いて遊び、贅沢極まりない山の夜を過ごした。
翌日は天候が崩れるとの予報で、武奈ヶ岳には登らず、下山することとなった。
イブルキノコバを経て、八雲ヶ原へ。
シャクナゲの花芽もずいぶん膨らんでいる。
厳冬期に春の気配を感じるのは、喜ばしいというよりは少し怖い感じもするけれど・・・。
雪が少ないので青ガレでスノーシューをはずして、比良駅まで歩く。
ジャケットについた煙の臭いが、昨日のまったりした夜を思い出させ、
電車の中でウトウトとしてしまった。