岩と雪の殿堂・剣岳
夏山剣岳クライミングツアー第3弾 『チンネ・左稜線ルート』
日本を代表する北アルプス剣岳、このエリアの中、ロッククライマーの憧れは何と言ってもチンネです。
その中で最もメジャーなルートは『チンネ・左稜線ルート』でしょうか。スケールの大きさ、登攀距離の長
さ、ルートラインの美しさ等どれを取っても文句の言うようがないと思います。
今回この剣を代表するルートに私の韓国の友人「申氏」と若きガイド「豊田氏」と3人でクライミングに行
きました。申氏は2005年に同じ剣の源次郎尾根平蔵谷側下部・中谷ルートをクライミングしています。
今回とその時も同じことですが多分韓国人として始めて剣の本チャンクライミングをされたのではない
でしょうか。
8月12日(火) 晴れ
満天の星の中をチンネ・左稜線ルートに向けて出発。
真砂沢ロッジを佐伯成司さんに見送られ3時前に出発する。
途中、八ッ峰Ⅴ・Ⅵのコルから太陽が昇る。素晴らしい朝の日が岩山を赤く染める。長次郎雪渓から
手前に源次郎尾根ⅠⅡ峰、重なる様に別山岳、立山三山、遠くに槍ヶ岳を望む。
登攀終了点 11時00分 3人が揃い記念写真を撮る。「左から豊田、森中、申」
最高のクライミングでした。