京都アバンティ・クライミングスクールの
夏山剣岳クライミングツアーの第2弾は
源次郎尾根平蔵谷側Ⅰ峰下部
『中谷ルート Ⅴ+ 280m』
剣岳の数あるルートの中でこのラインは特に本チャンの緊張感とクライミングの楽しさを十分満喫できる
ルートです。アプローチも剣沢テント場からも真砂沢ロッジからもともに1時間と近く最高のクライミング
を楽しめます。力のあるパーティーには上部岩壁を継続クライミングをお進めします。上部岩壁はスラブ
とクラック中心のクライミングが楽しめます。岩も南面に面して明るく高度感ある最高のクライミングが出
来ることでしょう。
8月10日(日) 晴れ
真砂沢ロッジを3時半出発、取り付きに4時半に着き準備をしていると後続のパーティーが来た。私の知っ
ている京都のK氏とU氏、その後もう1パーティー、5時40分スタート、
Ⅰピッチ目:乾いた花崗岩のスラブを左上し草付のフインガークラックを直上しビレイポイントへ
3ピッチ目の40mの快適なトラバースを行く。
5ピッチ目:大岩溝のラインは壁全体が積木状になっている。7年前にこの大岩溝の大ハングが大崩壊し
チムニーの抜け口に岩で口を塞いだ。ルート状最大の核心、緊張感あるラインを無事クリアしホッと一息。
ブッシュを掻き分け掻き分け(20分)終了点からコルに出る。
ルンゼを下降、2回の懸垂下降に降りる。最終のチムニーを懸垂下降する。