剣岳・北方稜線 7月27日(日)~30日(水) (4日間)
参加者 : 3名
コース : 1日目:室堂~別山乗越~剣沢~真砂沢ロッジ
2日目:真砂沢~長次郎雪渓~池ノ谷乗越~小窓~池ノ谷山~池ノ平小屋
※途中ビヴァークの可能性がある事を前程にしての行動。
3日目:池ノ平小屋~真砂沢ロッジ~別山乗越~室堂
剣岳・北方稜線は昨年に引き続いての山行企画です。昨年は梅雨明け切れないままでの山行でした。
今年の梅雨明けは例年にない早さ、ヨシ!!今年は大丈夫と、気合を入れて出発。
26日(金)夜9時京都を出発。27日(日)室堂は久々の青空の中を足取りも軽やかに行く。立山三山には雪
渓も多い、みくりが池の回りも残雪が池の周りを覆っている。雷鳥沢を乗越すと別山乗越。剣御前小舎の
御主人・佐伯和起様と坂本心平様に挨拶後出発。
御前小舎から見る剣岳は雨雲が掛かっている。「少し嫌な感じ。」
剣沢(三田平)の警備隊詰所に寄り計画書を提出。園川警部に挨拶後心配していた雨が降ってきた。
この雨ホンと半端な雨じゃない!!!剣沢を一気に下り真砂沢ロッジに到着。明日からの行動に備えて暖
かいお風呂と冷えたビールをいただく。佐伯成司さんに感謝「ありがとう」
28日(月) 曇り 3時頃から雨が小屋の屋根を強く叩き付ける。5時の朝食中もいっこう止む気配もないど
ころか益々強くなって来た。今日の行動予定は長次郎雪渓を止めて池ノ平小屋に行く。
ハシゴ谷乗越の仮橋が今日の豪雨で流されてしまった。補修に向かう佐伯成司さん。
29日(火) 雨後曇り 天候が今一の中6時過ぎ出発。池ノ平小屋の菊池さんと長谷川さんに見送られ出発。
小窓雪渓の下り口は軟弱な土砂で埋まり非常に滑りやすい。小窓コルから小窓ノ王まではルートファイン
ディングが難しい。途中雪渓が大きく残っていてスノーバーを2回セットする。
小窓ノ王南壁のバンドをトラバース 三ノ窓コルから、切立つ剣尾根と小窓尾根に挟まる
三ノ窓コルへ ように池ノ谷左俣が見える。
三ノ窓雪渓:コル左側にジャンダルム。上部の雪渓にはシュルンドが大きく割れている。
三ノ窓コルこの時点で12時を回っていた。天候も今一なのでビヴァークを止め、三ノ窓雪渓を下降し真砂沢
ロッジに行くことにしました。(真砂沢ロッジ 15:30到着)
30日(水) 晴れ 今迄の鬱憤が噴出したかのような雲一つない夏の天気が帰って来た。
真砂沢ロッジの佐伯成司さんにお礼を言い剣沢を登る。剣沢から見る長次郎雪渓は本当に美しい。
秋の雪渓の少ない時期と違い7月の後半から8月初旬の北方稜線は非常に難しいと思います。それ故に
内容のある山行が出来た事は良かったと思います。
今回の山行で一応北方稜線は終了します。