６月２５日（木）
みなさま
ごまー
上の写真は昔のバンド仲間の家の近くで撮影した「喫茶・軽食 ボン」です。
どうでもいい写真を載せてすみません。
本日のスズメ↓
子スズメかわいいかわいいですのだ。
またＣＤ買うとるっ！（困）
ギル･エヴァンスの『プリースティス』（1977）。サンボーンが参加してるので購入。
ＣＤ屋の追悼コーナーを見て今日初めて知ったのですが…
オーネット･コールマンが今月１１日、心不全で亡くなりました。８５歳でした。
２００６年の来日の時、「これが最後の来日かも」と思いつつも、公演には行きませんでした。
２０１２年には東京JAZZに出演することになったものの、体調不良で来日中止。
本当にあの時の来日が最後となり、とうとう生のオーネットを見ることが出来ませんでした。
存命中のミュージシャンで生で見ておきたい人って、あとはデヴィッド･サンボーンぐらいです。
ジョン･ゾーンもジェフ･バーリンも、一度だけではありますがライブを観ていますし。
とても残念で気分が沈みましたが、このあととても楽しいイベントへ行って気分が晴れました。
なお、オーネットの記事は過去に２回ほど書いてますので、ご覧頂けると幸いです。
【過去記事】
●“フリージャズの闘士”オーネットも齢には勝てぬか… 2011-09-05
●オーネット･コールマン超不完全ディスコグラフィー 2011-09-08
さて、ロフトプラスワン･ウエストへ「街の怪物件ナイト！２」というイベントへ行ってきました。
VOWなどでの面白看板の写真でお馴染みの吉村智樹さんのイベントです。
フライヤーです↓
あと、動物写真家の佐々木まことさん、２大女性珍スポハンターの金原みわさんとあさみんさんが出演。
街の珍スポやヘンな看板、奇怪なミュージアム、謎の施設、Googleストリートビューに写った野良猫etc…
怪しい物件を厳選しての上映＆トークショーという内容でした。
めっさ面白かった！
珍スポハンターの２大女傑は両者とも下ネタ炸裂！壮絶なる下ネタ対決となりました。
物販で吉村さん、佐々木さん、あさみんさんの著書を買いました。
（みわさんはタオルを販売してましたが、バカ売れで即完売してました。）
吉村智樹･著 / ジワジワ来る関西(WEST)
佐々木まこと･著 / 『ぼく、となりのわんこ。』
あさみん･著 / 公園手帖 コンクリート動物百景
記念にお三方にサインを貰いました。
吉村さんには、私が現在無職ということで粋なお言葉を添えて下さいました。
「夢の職と書いて夢職！！」 ←お見事！
私が吉村さんを知ったのは２０数年前、松尾貴史さんの深夜テレビ番組「ディープ･キッチュ」でした。
当時放送を見ていた方なら、冒頭で喫茶･ボンの写真を載せた意味をお分かり頂けるでしょう。
あとフリーペーパー「JUNGLE･LIFE」での矢倉邦晃さんとのコーナー「DISCナウ!!」も大好きでした。
（不覚にもVOWを知ったのは、そのあとのことでした。う～。）
そんな吉村さんに初めて会ってサインを貰って、何だかしみじみしてしまいました。
この２０数年間、自分は何をやって来たのだろうか…
今からでも遅くはない。１日１日を大事に生きて悔いの無い人生を送りたい、と思った夜でした。
吉村さんの「ジワジワ来る関西(WEST)」は、VOWをご存知なら説明不要の面白さ！
路上観察歴３０年！他の追従を許さないハイクオリティーの面白作品が満載です。
写真に添えられたキャプションがまた見事で、ただただ感心してしまいます。
そして佐々木さんの、ほっこり癒される犬の写真集『ぼく、となりのわんこ。』。
ここに載っているのは血統証付きの高級犬ではなく、何処にでもいるようなわんこばかり。
そんな普通のわんこ達の自然な姿は、佐々木さんと犬との信頼関係があるからこそ撮れるのでしょう。
３冊とも最高に楽しいのですが、意外にも（？）あさみんさんの本が特に気に入りました。
コンクリートの遊具ばかりをまとめた本なんて、今までに無さそうで無かった本です。
写真ばかり載せてすみませんが、ちょっと中身を紹介します↓
ぞう
ぞうは滑り台では定番のようですね。
くじら
左のくじらは断トツの可愛らしさです。
右の「ヤマンバメイクがとてもチャーミング！」といったキャプションのセンスも最高◎
水の生き物
右のフェンスに覆われたさかなは取り壊しが決まったのでしょうか？
ゆかいな動物たち
にわとりの横にあるイスはちゃんとタマゴ型です。
かたつむりの曲線美はアートと呼んで差し支えないでしょう。
コンクリートの寿命が４～５０年だそうで、これらの遊具が多く作られたのもちょうど４～５０年前。
時は高度経済成長期。鉄筋コンクリートの建物と同様に、多くのコンクリ製遊具が作られました。
よって現在、寿命を迎えた遊具が次々と取り壊しの運命に差し掛かっているのです。
因みに、新しく作られる遊具は安全面も考慮し、殆んどがFRP（繊維強化プラスティック）製です。
トークショーでそんな話を聞き、今まで気にも留めなかったコンクリ製遊具が愛おしくなってきました。
今後どんどん姿を消す一方のコンクリート遊具。見かけたら是非、写真に収めましょう。
次に行った時にはもう無くなっているかもしれません。
帰宅して、久々に「ありぢごく」のＣＤを聴きたくなりました。
「ありぢごく」は１９８８年に結成された、ジャンクでスカムなパンク･バンドです。
ヴォーカルは、かの殺害塩化ビニールのバカ社長ことクレイジーSKBの弟（らしい）、オムライス。
あとはギター、ベース、ドラムス、そして書道という編成。そう、書道です。
ＣＤアルバムは『カツ丼とパンチラ』（1993）、『Ｗヘルメットの商人』（1994）の２枚をリリース。
ここで書道（決して上手くはない）を担当していたのが、屯田名人こと佐々木まことさんだったのです。
メンバーが演奏している中、ステージで黙々と毛筆を手掛ける様は実にシュールでした。
その作品というのが「内藤陳々」とか「愛人発覚」とか、ナンセンスの極み！
実は私、ありぢごくはＣＤでは愛聴してましたが、ライブへ行ったことがありませんでした。
○か×という中古レコード店がリリースしたビデオマガジン「Oh! Moro」でしか見たことがありません。
なので、あまり語れるほどの者ではないのですが…
それはともかく、ありぢごくのＣＤは楽しいです。
『Ｗヘルメットの商人』はみうらじゅん氏による“らくがおＣＤケース”仕様で、中を取り出すと…
↓↓↓
屯田名人！ （若い！）
そしてウラ↓
屯田名人がメインヴィジュアルを務めています。
ブックレットだから良かったものの、これが商品の裏表だったら購買意欲は完全にそぎ落とされます。
ましてやジャケ買いとなるとかなり難しいでしょう。
「絶対あかんやつ」が満載です。
いやー楽しいーっ！ メジャーじゃ絶対無理な、殺害塩化ビニールならではの世界。
最後に、ライブでの屯田名人の書道のようすを見て頂きたかったのですが、YouTubeには無さそうです。
とりあえず音源のみですが、フィリップ君（モダンチョキチョキズ）のダジャレ入りのこの曲を↓
ありぢごくールイ・ルイ・ルンバ
「わしゃ、シャケ弁！」 う～っ懐かしい～！
まー。
Ｐ.Ｓ.
吉村智樹さんと佐々木まことさん、そしてイラストレーターのせろりあんさんによるメールマガジン…
「まちめぐ！」が創刊されました。（以下、宣伝です。）
「まちめぐ！」とは「街めぐり人めぐり」の略。
「珍スポ」「VOW」「路上観察」「猫」がお好きな方、絶対にお薦めです。
購読は無料。現在第３号まで配信済み。第４号は７月１２日に配信予定。
登録されると、もちろん過去の全ての記事も読むことが出来ます。
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