オーネット・コールマン超不完全ディスコグラフィー | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
9月8日(木)晴れ



みなさま
こんにちまーパー


今日9月8日はマケドニアの独立記念日だそうです。
1991年の今日、ユーゴスラビアから独立しました。

実は僕、マケドニアの音楽が大好きなんです。 いわゆる東欧ジプシー音楽ですね。
サックスの帝王ことフェルース・ムスタフォフやジプシークイーンことエスマ・レジェポーヴァとか…




「オロ」や「チョチェク」というのは東欧のダンスおよびダンス音楽のスタイルですね。
「オロ」はルーマニアでは「ホラ(hora)」、ブルガリアでは「ホロ(horo)」と呼ばれます。
それにしても中盤のフェルースのソロが凄い! このアーティキュレーションは真似できません。




う~、たまらん。 泣けてきた。

エスマはマケドニアの国民的歌手です。
いわばマケドニアの美空ひばりです。

しかし、表情が豊かすぎてまるで渡辺直美の芸を見ているかのようで、音楽に集中できません。





ということで今日はマケドニア音楽について書きたいのですが、やっぱり今度にしますガーン


前回にオーネット・コールマンのことを書きましたので…
この際なのでオーネット特集をしますのだっ。


オーネットの歴史を辿りながら主要作品を挙げていきレビューしますね。
しかし、とっ散らかった部屋からCD探すのにすんごい時間かかってしまい(整理整頓できない子汗
さらにジャケットをスキャナーで取り込んで加工するのにとんでもなく時間かかってしまって…

だから、もう簡単にやっつけでいきますねガーン
今日も長いので、しんどい方はスクロールしてジャケットだけでもパラパラ見て頂ければ幸いです。


ではオーネット・コールマン特集、とっとといきますDASH!






■バイオグラフィー


オーネット・コールマン(Ornette Coleman)、1930年3月9日に米国テキサス州フォートワースに生まれる。

あとはWikipediaを見てね~。 う~ガーン







■ディスコグラフィー

年代順に挙げていきます。 けど主要作品がいっぱい抜けてますのでっあせる




CDTHE MUSIC OF ORNETTE COLEMAN 『SOMETHING ELSE !!!!』
 (CONTEMPORARY)

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1958年2月、LA録音。
記念すべきオーネットの正式な初レコーディングであり初リーダー作。
ドン・チェリー、ビリー・ヒギンズも参加。 ピアノ(ウォルター・ノリス)は正直いなくてもいいっ!
フリーの闘士オーネットもデビュー作では意外にも普通でビ・バップ的な内容であった。
オーネットが言うにはレーベル・オーナーとの折り合いを付けた結果のことだという。
“THE MUSIC OF ORNETTE COLEMAN”とあるようにオーネットはコンポーザーとして売り込んでいた。







CDTHE FABULOUS PAUL BLEY QUINTET (MUSIDISC)

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1958年10月、Hillcrest Club(LA)にてライブ録音。
初期にはなんとポール・ブレイのグループに短期間だがメンバーとして加入していたのだ!
すでに親交のあったチャーリー・ヘイデンがドン・チェリーとともに引っ張ってきたらしい。
唯我独尊オーネットの初期の貴重な記録。 オーネット、いい演奏してます。
音質はイマイチだがオススメ。 しかしジャケットの写真は時代が滅茶苦茶だっ。







CDA COLLECTIVE IMPROVISATION BY THE
 ORNETTE COLEMAN DOUBLE QUARTET 『FREE JAZZ』
 (ATLANTIC)

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1960年12月、NY録音。
スミマセン、超名盤『ジャズ来るべきもの』は飛ばします汗
アトランティック移籍し『ジャズ来るべきもの』(1959)でシーンに衝撃を与えたオーネットだが…
さらに衝撃を与えた大問題作がコレ!
オーネットのカルテットとエリック・ドルフィーのカルテットによるダブル・カルテットだ。
総勢8人によるコレクティヴ・インプロヴィゼーション(集団即興演奏)。
因みにオーネット・カルテットは左チャンネル、ドルフィー・カルテットは右チャンネル。
コルトレーンの『アセンション』が本作にインスパイアされたことは想像に難くない。







CDORNETTE COLEMAN 『TOWN HALL 1962』 (ESP-DISK')

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1962年12月、Town Hall(NY)にてライブ録音。
フリージャズのカルト名門レーベルESP-DISK'からのリリース。
D・チェリーとの2ホーンカルテットは崩壊し、僕の1番好きな黄金トリオ時代のスタートだ。
自腹でタウン・ホールを借りて行ったコンサートで弦楽四重奏とR&Bのグループも出演。
当初ブルーノートから2枚組での発売予定だったが未発、ESPから1枚モノでの発売となった。
2枚組だったらR&Bグループとオーネット・トリオの共演も収録されてただろうに…
もしかしたらプライムタイムみたいな音だったかも知れないね。う~気になる~!聴きたい!
弦楽四重奏は収録されているが大して面白くはない。けど僕は嫌いではない。
音楽業界に嫌気がさしていたオーネットはこの直後、2年間もシーンから引退することになる。







CDORNETTE COLEMAN 『CHAPPAQUA SUITE』 (仏CBS)

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1965年6月、NY録音。
2年の沈黙を破り復帰第一弾となるのが本作『チャパカ組曲』。
映画のサントラとして録音されたが結局未使用、実際にはラヴィ・シャンカールが採用された。
アイゼンソン、モフェットとの黄金トリオにファラオ・サンダース(ts)が参加している。
しかしファラオ、ほどんど目立っていない。正直いなくてもいいっ!
弦と木管アンサンブルも入っているが基本はトリオ演奏。







CDORNETTE COLEMAN TRIO
  『AN EVENING WITH ORNETTE COLEMAN』
 (FREEDOM,オリジナルはPOLYDOR)

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1965年8月、Fairfield Hall,Croydonでのライブ録音。 邦題『クロイドン・コンサート』。
『タウン・ホール1962』からスタートした黄金トリオだが、本作は最高の部類に入る名演。
オーネットは2年の沈黙の間にトランペットとヴァイオリンを習得、早速本作で披露している。
1曲目は英国労働省にクラシックのアーティストと認めさせるために急遽書かれた木管五重奏曲。
オーネット作品をよくバルトークに似ていると言われる点について、このようなことを言ってた…
「人はすぐ自分のなじめる型にはめたがる。教養の許す範囲で…」と。







CDORNETTE COLEMAN 『NEW YORK IS NOW!』 (BLUE NOTE)

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1968年4月&5月、NY録音。
ブルーノートに移籍しトリオは60年代の最高傑作と称される『ゴールデン・サークルの~』を発表。
やがて黄金トリオは崩壊し、ドラムに10歳の息子デナード・コールマンを入れたりするが…
ブルーノートを締めくくる本作はコルトレーンのリズム隊=ギャリソン&エルヴィンとの共演だ。
さらにデューイ・レッドマン(ご存知ジョシュア・レッドマンの父)を加えた2ホーン・カルテット。
1曲目で『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』でおなじみのあのテーマが聴ける。
ジョン・ゾーンやパット・メセニーもカヴァーした名曲「ブロードウェイ・ブルース」収録。










CDORNETTE COLEMAN 『SCIENCE FICTION』 (CBS)

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1971年9月、NY録音。
ブルーノートのあとインパルスへ移籍するが僕持ってないので飛ばしますガーン
そしてCBS移籍第1弾。さすがメジャーレーベル、シダー・ウォルトン、ジム・ホール他ゲスト多数参加。
スピリチュアルな女声ヴォーカルやヘイデンのワウをかけたウッドベース等、かなりファンキーに。
写真は『ブロークン・シャドウズ』(1972)をカップリングしたコンプリート盤。







CDORNETTE COLEMAN 『SKIES OF AMARICA』 (CBS)

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1972年4月、ロンドン録音。 邦題『アメリカの空』。
演奏家である以上に作曲家を自認してきたオーネットの本領発揮!ロンドン交響楽団との共演。
他メンバーはイギリス入国が許可されずオケをバックにオーネット1人がインプロする作品となった。
『アメリカの空』は以降オーネットのライフワークとなる。
本作のジャケット裏で初めて「ハーモロディック」の言葉が登場している。










CDORNETTE COLEMAN 『DANCING IN YOUR HEAD』 (HORIZON)

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1973、75年、パリ録音。
きっとみんなも大好きな『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』。
プライム・タイムのデビュー盤。 オーネットの金字塔的作品。
ベースは弱冠19歳で加入したジャマラディーン・タクマ!(ルディ・マクダニエルは本名。)
ドラムはロナルド・シャノン・ジャクソンだ!
もう説明なんてナンセンス。 LISTEN OR DIE !!!!


メンバーは違うけど、1986年のライブ・アンダー・ザ・スカイで↓


ギター×2、ベース×2、ドラム×2音譜
かっこよすぎ!!!!







CDCHARLIE HADEN 『THE GOLDEN NUMBER』 (HORIZON)

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1976年12月、NY録音。
ここいらでゲストで参加した作品をひとつ…
ドン・チェリー、アーチー・シェップ、ハンプトン・ホーズ、オーネットがゲスト参加。
各アーティスト1曲ずつ、C・ヘイデンとデュオしているアルバム。
オーネットはアルトではなくトランペットで共演。これが本当に美しくて素晴らしい。名演!!



あと参加作品ならジェームスブラッドウルマー『テイルズ・オブ・キャプテン・ブラック』は必聴!!
(載せたかったけどCDが出てこなかった。整理整頓できない子なので…)
オーネットが全面参加したウルマーの初リーダー作。 1978年。
全曲ウルマーの作曲なのだが、オーネットが他人の曲を演奏するのは珍しいことだ。







CDPAT METHENY/ORNETTE COLEMAN 『SONG X』 (GEFFEN)

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1985年12月、NY録音。
『80/81』『オフランプ』『『リジョイシング』等でオーネット崇拝者で知られるメセニー。
ECMを離れゲフィンへ移籍した第一弾がなんとオーネットとの共演盤。
買うなら未発表曲6曲プラスの「20thアニバーサリー盤」の方が絶対よい。







CDORNETTE COLEMAN AND PRIME TIME 『VIRGIN BEAUTY』 (PORTRAIT)

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1988年録音。
グレイトフルデッドのジェリー・ガルシアが3曲参加。
オーネット、プライム・タイムの作品の中でもとりわけポップな1枚。
生憎僕は買ってほとんど聴いていない。
あとで聴き直そう。そうしよう。







CDHOWARD SHORE,ORNETTE COLEMAN 『NAKED LUNCH』 (MILAN)

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1991年8月、ロンドン録音。
ウイリアム・バロウズの問題作の映画化のサントラ。
ハワード・ショアのスコアをロンドン管弦楽団が演奏。
そしてオーネット、バール・フィリップス(b)、デナード・コールマン(ds)をフィーチャー。
ジャケットはアメリカ盤。







CDORNETTE COLEMAN AND PRIME TIME 『TONE DIALING』 (HARMOLODIC)

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1995年、NY録音。
前作『ヴァージン・ビューティー』から7年ぶりのアルバム。
ヴァーヴ傘下の自己のレーベル、ハーモロディックからのリリース第一弾。
これまた最高にカッコイイ作品。 バッハのチェロ組曲のプレリュード最高!!
カリプソ風の「Guadalupe」は88年のライブ・アンダー・ザ・スカイでメセニーがやってた曲だ!












『トーン・ダイヤリング』以降はほとんどアルバムをリリースしていません。
ヨアヒム・キューンとの『COLORS』(1996)、ライブ盤『SOUND GRAMMAR』(2006)ぐらいか?



たとえヨボヨボになろうとも音がヘロヘロになろうとも吹き続けて下さい。





以上、長々とすみません。最後まで読んで頂き有難うございました。
全くディスコグラフィーになっていない単なるアルバムレビューでした。


まー。





おまけ↓


マウスピース、アジャスタトーン使ってますね!





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