わかれのうた | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
10月7日(日)晴れ



2日、憂歌団のドラマー、島田和夫さんが亡くなりました。

またそのうちいつか4人が集まってやってくれるのでは…
と、多くの憂歌ファンが淡い期待を抱いていたと思いますが、それももう叶わなくなってしまいました。



私が憂歌団に興味を持ち始めたのは80年代終わり頃のこと。
シングル「大阪ビッグ・リバー・ブルース」リリースの頃でした。
ちょうど私がブルースを聴き始めた頃でその一環で憂歌団、とりわけ勘太郎さんのギターに興味を持ちました。





今、ブログを書きながらこのCDを聴いてます↓


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CD憂歌団 『シングルス』



フォーライフ期のシングル集です。1996年リリース。

ブルースを期待すると、大半の曲がハズレです。
ブルース以外の要素も多分に含み、どの曲もヘンに洗練されています。
やはり憂歌団はブルース色の強い初期の方が好きです。

とは言え、私にとっての憂歌団ベスト3曲は、「大阪ビッグ・リバー・ブルース」「胸が痛い」「わかれのうた」。
初期の憂歌団の方が好きでも、リアルタイムのこの3曲だけは思い入れも強くて別格なんです。
そして本CDにはこの3曲が全て収録されています。

名曲「胸が痛い」は、オリジナル・ヴァージョンとアコースティックな91年ニュー・ヴァージョンの両方を収録。
私は火を噴くようなエレキのスライドが聴けるオリジナルの方が断然好きですけどね。








憂歌団の作品で私にとって最も印象深いものといえば、「わかれのうた」(1990年)のビデオクリップです。
主人公を演じる室井滋さんがカメラマンに向かって一人で芝居をし、カメラは主人公の彼氏の目線で撮影されてます。
視聴者がヴァーチャル彼氏(?)となるような映像に仕上がってるんです。

デートの待ち合わせで毎回ちょっとしたドジを彼氏に指摘される純情な女性…
そして季節は流れ、最後は意外にも主人公の女性の方から別れを切り出し、幕を閉じます。

その室井滋さんの演技には胸がキュンとなります。
このビデオクリップは、埋もれてしまうには実に勿体無い名作です!

YouTubeにはその「わかれのうた」のビデオクリップは無いですね。是非見て欲しい作品なのに残念です。
仕方ないのでライブ映像で「わかれのうた」を貼っておきます。









今日は、前から欲しかったこのアルバムを買ってきました↓
(亡くなったからCDを買うというのは嫌なんですが…)


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CD憂歌団 『SECOND HAND』



茶木のピックギターをカルピスの瓶でスライドしているジャケットがカッコイイですね。
1976年リリースのセカンド・アルバムです。
ジャケットから想像するとおり、勘太郎さんのスライド・ギターを堪能できるアルバムです。


裏ジャケットもカッコイイです↓

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この1枚だけは本当はレコードで欲しかったのですが…
現在プレーヤーを持ってないのでとりあえず紙ジャケCDです。








島田さんといえば、ブラシ・プレイが絶妙でしたね。
人柄が滲み出たような演奏で大好きでした。







「もう生きていけない」などと書かれたメモが残っていたそうです。

たとえ有名バンドの元メンバーであっても、音楽で食べていくということは厳しいことなのでしょう。
島田さんの死は、ベテラン・ミュージシャンの厳しい現実を浮き彫りにした出来事だったと言えます。




死んでしまったらおしまいです。
けど、生きている以上は、私も、いつ、どうなるか、分かりません。

人間とはメンタルな生き物ですしね…








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