9月9日(日)→
みなさま
おはようございまー
今日9月9日は、阿部薫の命日ですね。
阿部薫については去年書きましたので、今日は書きません。
ただ、去年の記事では取り上げていない、1枚単独で記事にしようと思ってた重要作品があるんです。
ミルフォード・グレイヴスの『メディテーション・アマング・アス』(1977)というアルバムです。
同じく間章が招聘したデレク・ベイリーの時の精彩を欠く阿部とは違い、非常にテンションの高い演奏が聴けます。
しかし文才に乏しいため、なかなか記事に出来なくて。
今日はちょうど阿部の命日なので実にタイミングが良いのですが…
すみません、前から予告してる通り、今日は先日買ったベースについて書きます
2週間ほど前に買った中古ベース、ナビゲーターのプレベ・タイプです。
39800円でした。
なんと、PUがジャズベと同じレイアウトなんです!
かっこいいなぁ。
JJレイアウトのプレベといえば…
ジェフ・アンドリュースの改造プレベ!
以前に載せた動画とはまた別のものを↓
かっこいいなぁ。
改造大好きっ子のワシとしてはたまらないベースですのだ。
以前からPJタイプの(リアにジャズベ・タイプのPUを増設した)プレベが欲しかったんです。
それで、これを楽器店で見つけた時には、そのルックスとナビゲーターというブランドで一目惚れしました。
最初は39800円という安さに一瞬喜んだのですが、直ぐに購入を躊躇し数週間ほど検討しておりました。
というのも、以下の問題点があったので…
●ネックが元起きしているうえ、トラスロッドが限界まで締まっていて、完全にネックが死んでいる。
●ボディー材がホワイトアッシュ。私はアルダー材のが欲しかった。重いベースが苦手なので。
まぁ、ネックはウチにフェンダー・ジャパンの詐欺ジャズベに付けてるムーン製のがあるので、交換すれば解決します。
ただ、うまく合わなかった場合は調整がかなり面倒ですが…
やはり一番の問題はボディーがアッシュという点でした。
スラップするならアッシュの方が好きなんですが、2フィンガーの時の音ヌケの悪さが気に入らないのです。
それに重い楽器を抱えるのは身体に優しくないですからね。
そんなこんなで数週間、何度も楽器店に通っては悶々としておりました。
そして、だんだん売れてしまうことが不安になってきました。
「とにかく一度試奏しないと解決しない!」と思い、試奏させてもらうことにしました。
そしたら、ネックが死んでるせいで弦高が高くて弾きにくいけど、凄くいい音!!
確かに直ぐに判るほどのアッシュらしい音なんですが、音ヌケが良くてアンプを通さない生音でも実に気持ちいい!
ということで、喜んで購入
では、パーツをバラして簡単に紹介します。
ネックエンドには、製作者による手書きのデイティングとサインがありました。
ハンドクラフトの香りがムンムンです。
ツバ出し仕様の21フレットです。
89年5月17日なので、結構古い楽器ですね。安かった理由に納得いきました。
ブリッジは定番のバダス・ベースⅡ。
面白いことに3、4弦は裏通し出来るようになっています。
とてもユニークで、これも購入に至った魅力の点の1つでした。
自分ではこのような改造はなかなか出来ませんからね。
ブリッジに穴を開けたら、そのメッキの剥がれた部分が錆たりするし…
ネックポケットを見ると…
最悪!シムが入ってました
ナビゲーターといえど、完璧なネック仕込み角度を出してシムを使わない楽器を作れないのですね。
因みに私のWalベースにはシムなんぞ入っていませんよ!
ピックガードを外してみたら…
ザグリを見れば、元々フロントPUはプレベ・タイプだったようです。
初めからのオーダー・メイドではなく、あとから改造したものだと分かります。
安かった理由に納得いきました。けど、施された改造はとても丁寧なので問題はありません。
導電塗料によるシールドもあとから施されたものですね。
あと、コントロール・キャビティーの上の方にザグリが延長されています。
恐らくアクティブ・サーキットを収めるためのスペースでしょう。
しかしアクティブ・サーキットは外されており、パッシブに戻されております。
ボディー裏にはバッテリー・スペースが座繰られています。
ここには導電塗料が塗られていないので、一見してアッシュだと判ります。
しかし蓋が透明って… センス悪すぎです。
ウチのムーン製ネック(塗装中)をはめてみたんですが…
ヒール部の形が違っててピックガードのカットの形に合わず、見えてしまうので気になります。
ツバが少し短いので隠れてくれませんでした。
ピックガードはネックポケットのザグリに合わせて作ってくれてるものだと、勝手に思い込んでました。
ピックガードも作り直さないといけないのか… う~
最後に、楽器店にちょっとクレーム的なもの。
写真では判りにくいですが、1弦のペグが曲がっています!
回すと1弦だけ固くて曲がってて真っ直ぐに回りません。
しかし楽器店のプライスカードのキャプションには、そのことは一切書かれてませんでした。
試奏の時、チューニングは店員がやったので、結局ペグの回り具合を確かめずに買ってしまいました。
そんな自分も迂闊でしたが、こんな大きなマイナス点はきちんとキャプションに明記すべきです!
まぁ、ペグは家に使えるのがまだ2セットほどあるのでいいけど…
以上です。
店で試奏して触っただけでは分からない、購入して持ち帰って初めて分かる問題点というのも多々あります。
さすがに買う前に店で分解させてもらう訳にはいきませんからね。
こうして見てみると、39800円という値段は決して安くはなかったですね。
けど今回の買い物は、私にとっては妥当だったかなと。
またネックを付け替えたら記事にしようと思います。
まぁ、誰も待ってないとは思うけどっ…
まー。
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