2月12日(日)→
みなさま
コンバンまー
先日、テレビでスズメのことをやってました。
スズメがタクシー運転手のおじちゃんの手からエサを食べてました。
おじちゃんはとても優しそうな目をしていたのが印象的でした。
この20年でスズメの数は60%も減少しています。 50年前に比べると90%も減っています。
瓦屋根が減り巣作りが困難になってきたことや田んぼが減り餌が減ってきたことも原因と考えられています。
だからこのように近頃のスズメはより人間との距離を縮め、餌にあり付くためには必死のようです。
「首の長いキリンだけ生き残ったようにファンキーな行動でも食いぶちを確保できる者だけが
生き残るのかも知れませんね」と、番組では言ってました。 (昔は首の長くないキリンもいたんですね。)
僕もスズメにお米をあげに行ってますが、それは痛感しますね。
手に乗る積極的なスズメもいれば、遠くでおこぼれを待つだけのスズメもいるんです。
2011年12月22日撮影。
僕がスズメだったら絶対に今の世を生き延びていけないですね。
逆に言えば人間社会においても手に乗るスズメのようながめつさがないと今の不況を生きていけません。
スズメを見ているとまさに縮図のようです。
僕はもっとしっかりしないといけません。 僕はスズメ達に教えられました。
ありがとうございます。
さて、今日も「ジムコ名盤」です。
前回はブランドX関連作品でしたがパーシー・ジョーンズ抜きだったので、今日はパーシー参加作品です。
PARANOISE “START A NEW RACE”
1979年ニューヨークでJIM MATUS(g,key)とLLOYD FONOROFF(ds)の2人がノイザラス(NOISERUS)を結成。
そこへMIGUEL ORTIZ(vo)を加えた3人を核とし、あとベーシストと4人編成のホーン隊を加えて活動していました。
しかしレコード・デビューの際に玩具店のトイザラスからクレームが付くことを危惧し、パラノイズと改名。
そして本作は93年リリースの2nd.アルバムになります。
“XTC?クリムゾン?アンビシャス・ラヴァーズ?それともブランドX?”と国内盤オビには書いてあります。
言い得て妙でまさにそんな感じで、パンキッシュ・クリムゾンにホーン・セクションが絡んだようなサウンドです。
パーシー・ジョーンズとアンソニー・ジャクソンの名前からフュージョン作品を想像しそうですが、全く違います。
「フリージャズのソロを交えたハードロック。パラノイズはエアロスミスとキング・クリムゾンのクロスオーヴァーさ」
と、ドラムのロイド・フォノロフは言ってます。
エアロスミスは無いと思いますが(笑)、かなり凝ったアヴァン・ハードロックといった感じです。
パラノイズは日本では全く無名ですがミュージシャンの間では高い評価を受けてきたバンドだそうです。
それもそのはず、本作の参加メンバーを見ると凄い顔触れです。
ベースはパーシー・ジョーンズとアンソニー・ジャクソン、サックスには故ゲイリー・ウインド、ジェイムス・ホワイトが!
ジェイムス・ホワイトはあのNO WAVEの象徴ともいえるコントーションズのジェイムス・チャンスです!
1曲のみの参加ですが例の神経を逆撫でする痙攣したようなサックスを聴かせてくれています。
ゲイリー・ウィンドは英国出身のサックス奏者で主にカンタベリー・シーン、渡米後もNY前衛シーンで活躍した重鎮。
しかし本作が完成した92年に他界、クレジットには“DEDICATED TO THE MEMORY OF GARY WINDO”とあります。
7曲目「Step On It」ではそのゲイリーの凄まじい咆哮のテナー・ソロが聴けます。 久々に聴いて興奮しました。
ラウンジ・リザーズでお馴染みのロイ・ネイザンソン(ts)の名もありますがホーン・セクションなので目立ってません。
ブランドX解散後にパーシー・ジョーンズがNYに移住したのが79年、パラノイズ参加は81~82年頃のこと。
スーパーでニンジンを選んでいたら突然ドラムのロイドに「一緒にバンドやらないか」と声を掛けられたそうです。
アンソニー・ジャクソンはギターのジム・メイタスと共通の友人を介して知り合い、1st.アルバムから参加しています。
生憎1st.の情報が皆無に等しいのですがパーシーは勿論、メルヴィン・ギブスやドン・チェリーも参加してるようです。
本作の1番の聴きどころは、やはりこの個性の全く違った2人のベーシストの聴き比べでしょう。
2人の共演はありませんが半々の曲数で参加しています。
A・ジャクソンは完璧ともいうべき堅実な演奏をしてますが、どうも僕には個性が感じられず好きになれません。
昔はリー・リトナーのジェントルソウツでの演奏が好きでよく聴いては興奮してたんですけどね…
やはり僕の関心はパーシーに尽きます。 ここでもパーシーは実に個性の強いフレットレスを弾いてます。
特に表題曲「START A NEW RACE」ではハーモニクスを織り交ぜたいかにもパーシーといったソロが聴けます。
いつもの如くYouTubeを探してみましたが、生憎見つかりませんでした。
音は言葉で説明するより聴いて頂く方が確実なんですけどね。
今日は以上ですが、ついでなので…
ジムコでアンソニー・ジャクソン参加作品をもう1つ↓
JOHN CLARK “IL SUONO”
ギル・エヴァンス・オーケストラで知られるフレンチ・ホルン奏者、ジョン・クラークの93年のCMPからの作品。
因みにギルのオーケストラには76年『時の歩廊』からギルの死亡の88年まで在籍してました。
本作はA・ジャクソンの他にジェローム・ハリス(g)、ケンウッド・デナード(ds)、ルー・ソルフ(tp)他が参加。
ジャズでは珍しいフレンチ・ホルンが主役の作品というワケですが、正直退屈極まりないフュージョンです。
久々に聴いてみて新たな発見といえば、ジェローム・ハリスがいい雰囲気のギターを弾いてるな、というぐらいか。
A・ジャクソンは所々で光るプレイをしていますが、相変わらず面白みに欠けます。
裏に写真が載ってるので一応↓
A・ジャクソンはこの時には既にフォデラのコントラバス・ギターを使用してますね。
これまたついでですが、ネットで昔のパーシー&Wal Bassの画像を見つけました。
嬉しいので貼ります↓
70年代の頃でしょうね。 若いですね!
僕はWal Bassの写真を見ると非常にテンションが上がります。
パーシーは90年代の前半(?)頃からはWalを弾いているのをあまり見掛けなくなります。
パーシーとミック・カーンに憧れてWalを買った僕としてはとても残念です。
僕の愛器のWal Bass↓
わーい あははははは
ジムコ・ジャパンのカタログにはパーシー・ジョーンズ関連の作品が結構ありましたね。
1st.と2nd.のソロ・アルバム、ブランドX再結成アルバム『Xcommunication』もジムコから出てました。
1st.と2nd.ソロは先に輸入盤で買いましたが『Xcommunication』は結局買い逃しました。
さすがに中古でも滅多に見かけませんね。
ブックオフで奇跡が起こることを祈っております。
まー。
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