『エンカウンターズ　ー侵略ー」映画鑑賞

『エンカウンターズ　ー侵略ー」映画鑑賞。冒頭、2011年にスウェーデンの映画製作班が失踪したが、10日後にスウェーデン警察が捜索を打ち切ったとのクレジットが流れる。さらに、その1年後、スウェーデンの諜報機関が何者かにハッキングされ、その直後、失踪したはずの撮影班のパソコンを使って何者かがデータを公開した。この後の映像はそのデータの映像である、とも。

車の中。映像は全て手持ちカメラによるものである。数人の映画製作班が写っている。映画を撮るために森の中に入るが、途中でカーナビが壊れてしまう。地図を見るが現在地がわからず、そして夜になってしまう。やむなくそこで夜を明かし、翌朝あらためて活動することにするのだが、その晩以降、徐々に不可解なことが起こり始める。

POV形式のホラー。この手の映画は『ブレア・ウォッチ・プロジェクト』のヒット以降、雨後の筍のように類似作が数限りなく出てきたが、この映画もその一つと言ってよい。ただ、後半の展開に工夫が凝らされており、なかなかのオリジナリティが感じられる。この手の映画好きなら、まず満足できる映画と言ってよい。お薦め。