『ルビー・スパークス』映画鑑賞。主人公は小説家。デビュー作は大ヒットしたが、2作目の長編がなかなか書けないでいる。ある日、夢の中に魅力的な女性が現れる。その女性のことを書いていると、その女性が実際に自分の目の前に現れてしまう。これは夢か幻覚かと疑うが、紛うことなく実在していることがわかる。自分の書いた人物が実在化したことを知った主人公と女性とのファンタジックなラブロマンスかと思いきや、話はそうは単純には進まない。小説家の意図を超えて意志を持って動き始める女性と主人公の物語は、果たしてどんな結末を迎えるのか。映画好きはもちろん活字中毒の人にも自信を持って薦めたい。今年観た映画のベスト10級の素晴らしい作品である。お薦め。
