二〇一八年二月十八日
かききまなみ生誕祭
「柿木神社例大祭」~Into a dream~
ありがとうございました!!
自分の誕生日を、こんなにたくさんの人にお祝いしてもらえたのは人生初めてでした。
活動6年目で初の生誕祭。(誕生日ライブ)
準備が大変でしたが、
おかげさまで本当に楽しく素敵な一日を過ごすことができました。
さて、今回寸劇を交えてのライブということで、わたしがシナリオを書きまして、はるきさんとちょーこさんにご出演ご協力をいただきました。
いかがだったでしょうか。
泣いた…という感想を多くいただきました。
大変嬉しく思っております。
早くもかききまなみ生誕祭から一カ月以上が経ってしまいまして、まとめのブログが大変遅くなってしまったことをお詫び申し上げます…。
どうしてこんなに遅くなってしまったのかは、、、読み進めるとわかっていただけるかな、、、言い訳ですね。すみませんw
さて、
残念ながら当日都合が合わなかった方にも、どんなだったのか知っていただいたいと思いまして。(知って欲しがり屋)
寸劇を交えてのライブということで、わたしがシナリオを書きました。
そのまま載せても面白くないので、その劇のシナリオを小説風にアレンジしてみました。
ご来場いただいた方も、思い出しながらまた楽しんでいただけたら幸いです。
あぁ、ひぐらしの鳴き声が聞こえてきました。
涼しい木々の揺れる音はピアノの音のように響いてきます。
あら、もう始まっていたようです。
ー柿木神社例大祭では毎年不思議な出来事が起こるー
田舎嫌いだった「はるき」は高校卒業後、上京し、いつのまにかOLになっていた。
かなり久しぶりに田舎に帰省してきたはるきは、何にもない田舎に、やはり不満をこぼしながら、ふと、都会ではなかなか見ることが出来ない澄み切った美しい星空を眺めていた。
それは今にも流れ星が見れそうな星空だった。
しかし、”それ”は、はるきの期待を遥かに上回った。
「なんだあれ…?UFO?隕石!?なんかこっちくるー!!!」
着弾したとも言える”それ”は空間移動装置「ほっしー」に乗ってやってきた「ちょーこ博士」だった。
「あれー?かわいいを研究しにやってきたんだけど、ここは随分殺風景だなぁ」
「かわいい」を研究するために色んな星を旅しているちょーこ博士だったが、はるきのいる田舎のあまりの殺風景さにショックを受けたようだ。
「もう!こうなったら、この博士の力でかわいくしちゃえ!!」
~いつでもハッピーピースフル!!~」
そう唱えると、まるで夜空の星が落ちてきたかのように、あたりがきらきらと明るく鮮やかに見えるようになった。
その瞬間、
二人の目の前に一人の少女が現れた。
いや、見えるようになった、と言ったほうがいいかもしれない。
今までずっとここに居たようだったからだ。
「まなみちゃん!?今までどこに行ってたの?」
はるきは驚きながらその少女の名前を呼んだ。
少女の名前はまなみ。
はるきが小さい頃によく遊んでいた友達だったが、なぜかいつのまにか会えなくなっていた。
まなみはにっこりと微笑んで、
「はるきちゃん、ちょーこちゃん!明日の柿木神社のお祭り!屋台何出すー?」
と、きいてきた。
自分の質問にも答えず、思いもよらぬ質問返しに困惑するはるきだったが、
「わたし!わたあめ屋さん!!」
と、なぜか何も動じずわくわくした表情のちょーこ博士が元気に答え、
「わたし金魚すくい!」
と、それに続けるまなみを見ていて、なぜかもう疑問を持たなくなっていた。
もう素直に大好きなものが頭に浮かんだ。
「わたし、焼きそば!…と、フランクフルト屋さん!」
「「あはは!はるきちゃん、欲張り~~!!」」
笑い声に包まれて、まるで時間は無限にあるかのようだった。
次の記事に続く