今回、自分所のアドレス110が3万キロ越えしたのでのⅤベルト交換をしていこうと思います。
メーターの走行距離が31401KMとなっています。
今回は、Ⅴベルト・ローラ・ダンパを新品交換する予定です。
以前にもアドレス110のⅤベルト・ローラ・ダンパ交換は載せていますので、分解組み立ての詳しい手順は割愛させてもらおうと思います。
クラッチケースカバーを取り外してみますと、紫色矢印の様にⅤベルトに張りが全く無く、酷くたわんだ状態となっています。
取り外したⅤベルトと新品Ⅴベルトを並べてみれば、明らかに摩耗が進んでいるのが判ります。
新品Ⅴベルトは緑色矢印の様に18.9MMとなっています。
古いⅤベルトは赤色矢印の様に15.9mmとなっています。
次にローラの方を確認していこうと思います。
下の写真は、オレンジ色囲み部分を拡大したもので、ローラの赤色囲み部分が凹んでいます。
ローラは転がり動作をする為、凹みが有るとスムーズに動かないので要交換となります。
ダンパも交換し組み付けていきます。
下記のブログにも関連情報を載せていますので、宜しければご覧下さい。
※この車両は主に家族が乗っていて、部品交換後に坂道等乗る環境によっては力が落ちたと言っていました。念の為こちらでも試乗もしましたが全く問題は有りませんでした。
この違和感はⅤベルト・ローラの摩耗が進みメーカー基準の本来のギヤ比とかなりかけ離れた状態となり、これに変に慣れてしまった為だと思われます。
他のユーザー様車両でもⅤベルト・ローラ交換後は燃費がかなり良くなったとも聞きます。
一般的にはⅤベルトの摩耗が進むとギヤ比が変わり、最高速が落ち低速の力が増えます。
MT車でいえば同速度で本来4速ギヤの筈が、3速ギヤで走行するような感じかと思います。
普通に乗れていても、中々気付かないうちに摩耗が進みますので定期的な点検をお勧めします。