今回はマフラーの音が大きくなった場合の確認方法を説明させてもらいます。
(スズキのレッツ4を使用しています。)
先ず、大きな音の発生源を耳で、マフラーの損傷を目視で確認し異常箇所を特定します。
エキゾーストの取り付けナットの緩み等も確認します。(写真8~9枚目で詳しく説明しています。)
今回は、目視でエキゾーストの取り付け部の腐食が進んでいる様に見えましたので
マフラーを取り外して確認する事にしました。
マフラーを取り外す場合は、黄色〇の+ねじを緩めて外します。
青色←のフュエルキャップも外します。
茶色→のメットインボックスを紫色↓のシートを付けたまま上に持ち上げると外れます。
フュエルタンク内にゴミ等異物が入らない様にフュエルキャップを軽く締めておきます。
下の写真は取り外した茶色→のメットインボックスです。
下の写真はO2センサー(オレンジ色↑)の車体側の配線です。
オレンジ色↑のO2センサーの灰色〇の青色コネクタのロック爪を押し抜き取ります。
ピンク色↑のマフラーの 黄緑色〇のボルトを少し緩めます。(2回転分位の緩めで、いいと思います。)
エキゾーストマニホールド(エンジン側取り付け部)の黄色矢印のナットを緩めて外します。
下の写真の黄色〇は黄色矢印部分を下側から撮影したものです。
※排気音が異常な場合は先ず黄色〇のナットの緩み確認の為、ナットの増し締めをして下さい。
それでもエキゾーストの排気漏れが直らない場合はマフラーを取り外して、
マフラー本体とガスケットの点検をします。
緩めていた黄緑色〇のボルトをマフラー本体を支えながら外します。
今回は赤色丸のエキゾーストパイプに穴があいていました。
このケースではマフラー交換になります。(錆びて鉄板の厚みが無いので溶接が出来ません。)
このような錆による腐食は 経年劣化、駐車位置付近の湿気等も大きく関係しますが、
車両の使用頻度が低く、近距離、短時間使用の条件で発生が多い傾向の様に見受けられます。
黄緑色囲みはマフラー本体の取り付けボルトです。
青色囲みはエキゾースト取り付けナットです。
下の写真の青色〇は青色囲みのナットを拡大した締め込み部分でヘキサゴンレンチの5となります。
※ガスケットに変形、損傷があれば要交換です。(メーカーでは脱着毎に交換と思います。)
走行後はマフラーは高温になるので充分に冷ましてから作業して下さい。
エキゾーストの取り付けナットは高温に成り過ぎると熱膨張で緩みずらくなる場合があります。
ナットを締めこむシリンダーヘッドのエキゾーストボルトを損傷させると、修理費用が高額となりますのでバイク店等の専門店へ依頼される事をお勧めします。
自分で作業される場合は全て自己責任でお願いします。