今回は125cc以下のバイクで採用が多いミラー本体を回し込むタイプの説明をさせてもらいます。
バックミラーの取付や取り外し、取付位置調整をする時は、先ずピンク色〇のブーツを上にずらします。
写真はスズキのレッツ4です。
時計回りでネジが締まる場合を正ネジまたは右ネジと言い、
逆時計回りでネジが締まる場合は逆ネジまたは左ネジと言います。
ネジの向きは青色矢印のネジの真上から見て判断します。
下の写真の黄色矢印のナットは逆ネジ(左ネジ)で、水色矢印のナットは正ネジ(右ネジ)となります。
上の写真の下のミラーは少し古いヤマハ車に対応の逆ネジの右ミラーです。(8㎜ネジ径)
当時はヤマハの右ミラーのみ逆ネジで、それ以外のホンダ及びスズキの左右ミラーと
ヤマハの左ミラーは正ネジが採用されていました。
下の写真は上の写真を拡大したものです。(10㎜ネジ径)
黄色囲みのネジ部分が逆時計回りで締まる逆ネジ(左ネジ)で
水色囲みのネジ部分が時計回りで締まる正ネジ(右ネジ)となります。
取付手順ですが、先ず水色のアダプタをバイク本体へ時計回りでしっかりと締めます。
次にミラー本体の黄色囲みのネジ部分を逆時計回りでアダプタに最後まで回して入れます。
写真はスズキのレッツです。ピンク色〇のブーツを上にずらします。
水色→のナットを先にバイク本体に締め込みます。
水色→のナットをスパナで固定し、黄色←のナットを別スパナで右回り(時計回り)に回すと
紫色矢印のミラー本体の角度位置が自由に動くようになります。
紫色矢印のミラー本体の角度位置を決めて水色→と黄色←のナットを同時に締めます。
この時、水色→のスパナは固定で黄色←のスパナで締め込むと作業がやり易いです。
上の写真は2本のスパナで黄色矢印方向と水色矢印方向に同時に締めている状態です。
(ナットを同時に締めるのでスパナ等二本が必要です。
モンキーやプライヤはナットの角を痛めますのでお勧めしません。)
後はピンク色〇ブーツを被せて終了です。
一部のバックミラーには赤色↑に+ネジが付いているのがあります。
+ネジの締め加減で鏡部分の可動の固さが調整ができます。
ネジが無いものは調整できません。
※ミラーは、丸形、小判型、角形、それら以外の様々な形状、鏡部分がプラスチック製やメッキタイプ、全て金属製等の様々な材質、取付が上の写真の様にミラー本多を回し込むタイプ以外にボルトやナットで取り付けるタイプ等多種多様ですので、上記の説明はあくまで参考程度としてお読み下さい。
(今回はスズキのレッツとレッツ4の写真を使用しています。)