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最近は『女性性』という言葉が少し一般化してきたような気がします。
雑誌などでも目にする機会が増えましたよね。
今回は私が女性整体師として
手で感じた体の女性性
について少しお話をしていきます。
誰に教えてもらったわけでもないけれど、
いつからか私の中では
右半身は女性性
左半身が男性性
という認識があります。
これは女性セラピストさんたちは同意される方が多いのですが、
男性施術家さんは逆に見ている方もいます。
男性と女性の感じ方の違いなのか、そのあたりはわかりませんが、私は自分が感じたものをそのまま受け取るようにしています。
独立して女性専用整体院として開業したので、毎日女性の体ばかりを施術しています。
（当たり前だけど(^^;）
その中で確立していったのだと思います。
さて左右の半身でそれぞれ、体がどういう状態になるのか。
それが顕著に出ていた方をご紹介します。
その方は3年前でしょうか、コロナ禍前に来院されていた方です。
30代でお仕事はとても忙しいのですが、そのお仕事がしたくて転職してきたので、やりがいはとても感じていたようです。
当院に初めていらして、おっぱいセラピーを受けました。
お体はガチガチに固まり、余裕のない状態。
右のおっぱいの施術をしている時に
ん？なんだろう、この窮屈感・・・
縛られているような、押さえつけられているような。
普通の「体がかたくなっている」とはまた違う。
とっても違和感がある。
どういうことなんだろうな、と考えながら左のおっぱいの施術を開始したら今度は
がっしり強い
という印象も持ちました。
左右ともそれぞれ固まっている、
だけど固くなっている厚みが全然違って、
何かを意味しているのだろうと思いました。
（厚みについてはまた今度）
施術が全部終わるまで、その意味をずっと考えて1つの私なりの解釈を出しました。
感じたままをお客様にお伝えしたらこんな言葉が。
あー、なんかわかる気がします
腑に落ちました
始めていらした方には、体からのサインを伝える時に言葉を慎重に選びます。
あとはこういうことを話しても大丈夫な方かどうかを見極めます。
この方は素直にお話したほうがいい気がしたので、そのままをお話しました。
その内容は、
右のおっぱいを触った時に窮屈感を感じました。
そして左のおっぱいは強い感じ。
総合的に考えて私が思ったことは
『女性という自分を忘れてというか押し込めて、無理をして頑張っている感じ』
自分の中で女性というより半分以上、男性みたいな感じで強くいることで頑張れているのではないでしょうか。
そこが強すぎて、女性という自分が泣いている気がしました。
彼女は、
わかる気がします。
仕事はとても充実しています。
でも頭の片隅で何か悲しい気持ちでいたように思います。
無理をしていたつもりはないけど、きっとつらかったんだろうな。
彼女とはその日、たっくさんのお話をしました。
そしてその後、3週間に1度おっぱいセラピーを受けに来ました。
数か月後、彼女がどうなったかというと。
仕事をやめたんですね。
『女性という自分を可愛がってあげたい』
という言葉が印象的でした。
仕事をやめ、数か月間のんびり好きなことをして、また再びお仕事を始めました。
その後彼女は来なくなりましたが、あの体の声を知るために私のところに来たんだなと思います。
1つの役目ですね。
体の声は触ったときに、スッと感覚的なものが入ってきて、それを言語化してお伝えするのですが、毎回全員に感じ取るものでもありません。
感じ取ろうと思ってやっているものでもないですし、自然にです。
体って本当に何気ないココロの状態を映すんですよね。
女性性と男性性のバランス。
あなたの右半身、女性性は元気でしょうか。
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