4月5月歌舞伎は、フランス語の勉強と旅行に追われてなかなか書けないまま。。。

 

5月の襲名披露のお祝い幕

 

6月歌舞伎を昨日 見終えたところです。

5月6月は

八代目 尾上菊五郎襲名披露

六代目 尾上菊之助襲名披露

 

 

6月の襲名披露のお祝い幕

 

今回、とても不愉快なことがあって、それについて書きます。

 

襲名披露公演でお気に入りの一等座席が手に入らなくて、それ以外の席に23,000円(襲名披露は高い)出す気持ちになれなくて、3階席(8,000円)にしました。

出入りが楽な通路横は、そこでも難しく3列目がやっとでした。

 

こうした特別公演の時は、普段の歌舞伎ファンじゃない人も多く、マナーの悪さも目に付きます。

 

私のお隣は92歳の女性で久しぶりの歌舞伎観劇とのこと。

3階からの花道観劇を楽しみに手に入れたチケットで、Web購入は出来ないので電話を数えきれないほど掛けたとか。。。

1列目の14番の女性(敢えて書いてます)が前の手すりに両腕をのせて前かがみに休んでいるのを見て おばあちゃま怒るので「まだ観劇中じゃないから」と慰めていました。

(普通、手すりに両手をかけている段階で係員が注意するのだけど)

 

実際に歌舞伎が始まると、その隣の15番のご主人の方が身を乗り出して見てる、花道の七三での演技が始まると。

演技中ず~っと身体を乗り出して花道を覗き込んで役者さんの足元まで見て一人楽しんでいる。

おかげで、私は七三での演技が全く見えない 黒猫

 

 

新歌舞伎座は、花道七三が(西3階桟敷以外の)全席から見えるように作られている

(↓起立しての撮影で 着席すると下が少し欠ける)

写真は歌舞伎文楽のHPからお借りしました

 

3階にいる監視員の女性を何度も睨み見るけど椅子に座ったままで動く気配すらない。通常、こうした観客には上演中でもしゃがんで注意しに来るのに。

 

私の前なら直接注意をするけど、間に1列 あるからどうしようもない。

何度もその男性の頭に持ってる物をぶつけたくなりました  黒猫あせる

 

團十郎さんの「暫(しばらく)は、花道七三の位置で演技する演目なので、全く見えなかった。

 

休憩時間に、何もしなかった係員の女性の所に行って(見習い札の女性が横に並んでいた)このことを告げると

「花道くらいでは注意しない」「様子を見ます」という。

この係員は歌舞伎座に勤めているのに歌舞伎を見たことがないの?  花道を単なる通路と思っている。

「毎月来てるけど、今日は全く楽しめない」と告げる。

 

トイレから戻ってまたその係員の所に行くと、相談したのか(見習いではない)別の係員と一緒だった。

「あなたが注意する気が無いようなので、私が直接しましょうか? 相手が男性だからどうなるか分からないけど、私は負けませんよ」と言うと、次は口上なので花道は使わないので様子を見させてくださいと言う。

(花道を使わないなら現行犯逮捕できないじゃん黒猫むかっ

 

「迷惑行為をしている人に注意もしないで、あなたは1幕目にあの監視椅子に座って何をしていたの?」と聞く。すると、全体の調和とか何とかバカなことを言っていた。この係員も中身はまだ見習い?

 

横の係員が「1列目の15番というのは間違いないですか?」と私を認知症か何かのように問い詰める口調で聞いてきた。だから

(3階に)列目の15番は2つも3つもあるんですか?」と聞き返すと黙り、その係員は「お客様のお座席はどちらですか?」と私の問いに答えずに尋問を続けた。

「あなたにお知らせする必要もない、見れば分かるでしょ」と告げました。一目瞭然

 

休憩時間も後半に入ったので様子を見に行くと、先ほどの係員が注意しに行っている。しかし話している相手は通路側16番の女性。

(1列目の通路横は通常はゴールド会員でないと取れない、つまり常連客)

 

ロビーに戻って来たので、「お話してくださったようですが、なぜ16番の女性にあんなに言うんですか?」と問うと「16番の女性も前傾になっていたから」と答えた。

「16番の女性は問題になる前傾してませんよ。1-15の男性です、乗り出して見続けたのは」とはっきり彼女の言い分を否定しました。

 

もし16番の女性の前傾に気付いたというなら、(監視席から)その隣の長時間前倒れで一階を覗き込んでいる男に気付かないのは目も頭も狂っていることになる オッドアイ猫

男に何も言えない不平等な性格なら、いい加減な理屈で逃げないで男性係員を呼ぶべきで、彼女がしたことは女性観客に対しての侮辱でしかない。

 

席に着くと92歳のおばあちゃまが「注意してたみたいよ... 」と私に知らせて来たので「1の15の人ね」と言いました。全て聞こえたかな。。。お年寄りの声は大きいし

 

次の襲名口上(こうじょう)後の食事休憩から戻ってくると、1-14の奥さんと座席を交換していました。気が小さくて小ずるい

私の視界に不快な存在が入らないだけでも気持ちが楽になりましたけど。

 

そうそう、襲名口上の後の休憩時間から係員たちが

前傾姿勢にならないでください!  後ろのお客様のご迷惑になります」って、プラカードを掲げて注意を強く促してました。

團十郎さんの「暫」の前にして欲しかった。残りの公演では是非やってください。

 

こんな精神状態だったので襲名口上の仁左衛門さんの口上など、聞いてはいましたが

心から楽しめない。

視界から消えた後の「連獅子」になってようやく歌舞伎の世界に入りこめた感じです。襲名したばかりの菊之助くんが花道七三で演技を始めた時は、1列目のご夫婦辺りでビクリと動く気配を感じました。必死で覗きたい気持ちを抑えていたのかも。

やれば できるじゃん 

やはり気が散ってるわたし 連獅子りっぱに舞っていました 三毛猫

 

携帯の電源をOFFにしたままで、食事の写真も撮っていませんでした。

2階のロビーで展示物を見て、電源をONにする精神状態に戻りました。

 

 

 

 

6代目菊五郎さんの彫刻

 

 

 

 

お化粧台の贈り物でしょうか

 

 

 

 

 

 

 

5月の娘道成寺の衣装

 

 

3人の絢爛豪華な舞でした  

写真は歌舞伎座HPからお借りしました

 

 

 

 

 

今月の筋書きの表紙絵の原画とか。。。

 

 

 

歌舞伎座  座席の区分が変わった

 

今まで2階の奥の可哀そ~な1等席の2列が2等Bになり、最も可哀そ~な2等席が1等席の半額の2等Cに。つまり2等席ABC3段階の価格帯ができました。

ガラガラだった2階席、コスパの良さで人気になるかも 三毛猫 

 

その値下げした分を穴埋めするように1階の1等の最も人気区画が特等席として値上げ(桟敷と同料金)になりました。値上げは痛いけど、この方が平等かも。

(ヨーロッパの劇場は価格帯が細かくて、それを承知でチケットを買う)

 

新 座席区分

 

旧 座席区分

 

 

7月歌舞伎座の「鬼平犯科帳」、この新しい特等席を夫と2人分なんとか手に入れました。区分がはっきりしたので購入時のページ侵入が速くなった。

 

夫はスカパーで時代劇専門チャンネルと契約するほど時代劇が好きで、歴代の鬼平犯科帳を見ていたから、きっと眠らないで観劇するでしょう 三毛猫

 

 

こんな可哀そ~なことも無くなるでしょう