この映画が

過去にイタリア文化会館 で上演されたことを知り

(その頃イタリア語に触れてもいなかったし、文化会館の存在さえ知らなかった)

 

探してイタリア語のサイトからこの映画を観ることができました。

 

 

イタリア語のままで、日本語はありませんが

本を読んでいると大体わかると思います。って、ストーリーかなり違ってますあせる

 

 

まず見て感じたことは

 

   音がうるさい!

 

でした。

 

本を読んでいるとすべてが静寂の中で、

耳の聞こえないマリアンナになった気持ちで進んでいきます。

イタリア語での人々のわめく声がこんなにうるさく騒々しいなんて。。。

たとえ貴族でも。時に音楽さえも。

 

 

ストーリーもかなり変更されていました。

父親の死が娼婦館を出てその直後の道端なんて、下品にしてるし オッドアイ猫

夫がヤギを殺したりと、グロテスクにする必要があるのでしょうか。

 

マリアンナの母は父親より先に若くして亡くなったのに、映画では生きてる。

母親はたくさんの子供を出産して暴飲暴食で超肥満体だったはずなのに

スリムな美人の女優さんが演じてる。

すでに存在しない母親が、マリアンナに秘密をバラしている黒猫あせる

そのショックで、マリアンナが声を取り戻したかのような終わり方で

聾唖者として生き続け、怒りさえ静かで格調の高い小説と違う。

 

サーロはイメージが少し違うけど、でも許容できる。

絶えず出てくるシニョール・グラッーシって?

マリアンナの高い教養で繋がった2人の登場人物を1人に重ねてしまったの?

違和感があり過ぎて不自然に感じる オッドアイ猫

長~いストーリーを短くまとめるので仕方ないのでしょうけど。。。

 

 

本文中に領地への移動手段に輿が使われているので

輿 がどんなものかを楽しみにしていたけど

マリアンナも娘たちも馬に直乗りして山道を移動をしていた。

当時の貴族の令嬢、令夫人にありえない オッドアイ猫あせる

 

 

いつも思うのですが、

良い本を読んで感動した後に映画をみるとがっかりする

そんな感じでした。

 

違う映画と思えばそれはそれでいいのかも。

映像としてみるのはそれなりに面白し。。。

 

でもダーチャマライーニの作品ではない。