夏季のイタリア語の授業が終了して、10月初めまで秋休みに入りました。

先生はその間に100座を登り終えるのかな?

休み明けにお話しを聞くのが楽しみです三毛猫


 

 

9月歌舞伎は吉右衛門さんの追悼歌舞伎で、お写真が飾られていました。

 

 

 

 

第二部と第三部を見たのですが、仮名手本忠臣蔵から2演目が入っていました。

昨年、猿之助さん演出の「花競忠臣顔見勢」を見て、

イタリア語の先生の為に筋書の説明をイタリア語で書いて、

私自身これに関して勉強しまくったので、今まで以上に興味が膨らんでいました。

 

 

 

でも「松浦の太鼓」では歌舞伎ファンからヒンシュクを買うかもしれませんが

 

米吉さんの茶道の台子のお点前が美しく、そちらばかり見ていました三毛猫あせる

 

風呂釜は本来は冬のお点前ではないのですが…

そういえば「伽羅先代萩」での玉三郎さんの美しいお点前も風呂釜でした。

舞台では炉より風炉の方が見栄えがいいのかしら?

 

お点前としては、柄杓の扱いが炉釜よりとても難しく

更に台天目茶碗の扱いも普通のお茶碗より難しい。

米吉さん相当お稽古したのでしょうね、と感心しました。素晴らしかったですよ!

 

祇園一力茶屋の場では、仁左衛門さん、さすがにいいですね。

由良之助のイメージが少し変わります。

海老蔵さんは襲名前の最後の貴重な舞台でした。

 

藤戸」の菊之助さんの踊りがまた素晴らしくて、惹き込まれてしまいました。

イアホンガイドを聞きながらなので、理解度が上がり感動もひとしおです。

舞踊の演目には特にイアホンガイドをお勧めしたい。

お隣のご夫婦は筋書のページを探したり… 

ご主人私のイアホンガイド機を見つめてました オッドアイ猫汗
 

 

二部の「揚羽蝶繍姿(あげはちょうつづれのおもかげ)」

は吉右衛門さんの当り役、複数作品のガラコンサートみたい。

普段の歌舞伎が通し狂言のガラだから。ガラ中のガラですね。

ガラって響きは鶏肉のカスみたいですが、イタリア語のgalaで豪華な饗宴のこと。

ただ目まぐるしく早すぎて。。。


 

 

月末には歌舞伎座で講談を聴きました三毛猫

 

 

神田伯山さんの師匠の神田松鯉さんの80歳のお誕生日のお祝い記念公演。

80歳とは思えない風貌と語り。

『荒川十太夫』の講談を聞いて、

10月公演で購入した第一部の「荒川十太夫」がますます楽しみになりました。

 

神田伯山さんは、TVで魅入って聴き入ってしまう迫力の方ですが

生もやはり、いえ、もっと面白く永遠に聞いていたいくらいの語り上手でした三毛猫

 

たった1日(昼夜2回)だけの公演なのでチケット購入の倍率は

優先の歌舞伎会員だけで凄まじいものだったと思います。

当然、満席です。

 

花道にライトが点き、シャリンと鈴音が鳴った時は「え~、花道から?」

神田伯山さんが手をふりながら満場の拍手に迎えられて花道から一人で入場行進。

盛り上がりました 三毛猫

 

松鯉さんは講談師になる前は歌舞伎役者だったそうで

花道からの登場は夢だったのかも。