さて、放射線技師として海外で働く方法①と②共、日本の放射線技師免許を使用して海外で勤務することが可能です
しかし、勤務先は アジア・オセアニア・アフリカの発展途上国が殆ど!!
残念ながら ①と②の方法で、カナダ、オーストリア、ニュージーランド、アメリカやヨーロッパの国々など、多くの先進国で放射線技師として働くのは まず無理です
では、これらの国で働くには、どうしたら良いのでしょう。。。
そう、
現地の放射線技師資格し、働けるビザを取得する必要があります
3、現地の大学→放射線技師
現地の大学に行き、medical imagingの学位を取得します。
3年制と4年制コースがあります。
オーストラリアの大学への進学については、コチラも参考に
多くの場合、大学入試に必要なのは 語学力のみ
日本の大学のように、入試はありません
医療系の場合、IELTS7以上が入学に必要
もし、IELTSのスコアが少し足りない場合は、大学に付属する英語学校経由でも 入学できます
この場合、英語学校で規定の成績以上取得できれば、IELTSで7なくても、大学入学資格が得られます
オーストラリアの場合、学生期間中は 学生ビザ、卒業後は 2~4年のtemporary graduate visaを取得可能
したがって、大学卒業後も 続けオーストラリアに滞在でき、この期間中に 次のビザの準備が可能です
高校から海外へ、、、
ちなみに、希望国の高校→大学→放射線技師となる場合、高校での成績がとても重要になります。
高校で受ける全国統一試験で良い成績を残さないと、大学で希望する学科には入学できません
しかし、現地の高校卒業までですと、IELTSの試験は必要ありません
日本での放射線技師活動後に海外へ、、、
日本での放射線技師→希望国の大学→希望国の放射線技師の場合は、コチラにも記載しましたが 日本で大学卒業の場合 希望国の大学でいくらか単位免除を受けられる可能性あり
つまり、通常は3〜4年大学でかかる期間が、2〜3年になることがあります
また、すでに日本で放射線技師として業務経験があると、希望国で 就職先が見つかりやすかったり、ビザを取得しやすくなる可能もあります
もちろん、日本に帰国は、放射線技師として再び活動できます
国々を渡り歩く、、、
ちなみに、オーストラリアイギリス連邦に所蔵していますので、オーストラリアで取得したい放射線技師資格は、他のイギリス連邦国でも使用可能です
たとえば、ニュージーランドやイギリスなどね
もちろん、他国で働くには、それに適したビザを取得する必要があります
海外の放射線技師資格のみを取得の場合、、、
もし、卒業後 または しばらく現地で放射線技師として働いた後に、日本への帰国し 放射線技師として働きたい場合…
日本の放射線技師国家試験を受ける必要があります
残念ながら 日本の放射線技師と海外の放射線技師の仕事内容・求められる知識は 全く異なります。
例えば、日本の場合、放射線技師の仕事は 超音波検査・核医学検査・放射線治療を含みますが、海外の場合 これらの検査は 専門の医療従事者がいます
したがって、海外の大学卒業→日本の国家試験合格を目指される場合、海外の大学で得た 一般撮影・CTやMRIなどの知識は 応用できますが、上記検査の基本知識や、放射線物理学・計測学・生物学など 海外の大学ではあまり重要視されない科目や、日本の法令など、多くの項目を自分自身で勉強しなければなりません
したがって、かなりハードルは 高いと思います
てなことで、希望国の大学卒業して、継続して滞在し 放射線技師として活動する場合のまとめ、、、
メリット
希望の国で働ける
取得ビザによっては、長期間働ける
デメリット
求められる英語力が高い
希望の国での学位取得が必要
学費が高い
日本での活躍には、さらなる努力が必要
、、、、てな訳で、海外で放射線技師として働くには、ザックリ3通りあります
どの方法が良いかは、希望する国・勤務期間・自身の語学力によると思います
単純に、ちょっと海外勤務を体験してみたい、、、と思われているならば、海外青年協力隊員が良いかもしれませんね
日本で放射線技師資格を取得せずに、希望する国のみにターゲットを絞る場合は、長期間の投資・勉強が必要ですし、将来についてもしっかり考えなければなりません
まずは、どの国に、どのくらい滞在したいのか、、、将来のことも含めて しっかりと検討する必要です