オーストラリアの大学に入学するにはでザックリと 大学進学の手続きを記載しましたが、今回は 放射線技師になるためのステップについて 具体的に記載したく思います。











オーストラリアで放射線技師になるには、大学で学士または博士号を取得する必要があります



放射線技師になれる学科があるのは、下記の大学

因みに、クイーンズランドにあるのは、QUTのみ

以前は、学士のコースでも3年制で 卒業後に1年間のPDY(インターン研修)を経て、正式な放射線技師となる場合が多かったですが、今は ほとんどの大学は4年制を採用しており、卒業後すぐに 正式な放射線技師として働けます

実はPDYの研修中にも、給料がきちんと出ます

時給で30ドル前後かな?





3年制と4年制の学士コースは、PDYが有るか無いかの違いのみで、正式に放射線技師となった後 特に違いはありません(4年制出身のため 給料が高いなどナシ)

PDYを必要としない4年制のコースは、キャリキュラムに多数の病院実習が含まれており、4年間で 5箇所以上の病院・施設で実習があります

したがって、4年間、大学のみに通うのではなく、場合によっては 地方の病院へ1ヶ月以上の実習へ行く事もあり。
4年制・3年制どちらが良いかは、人それぞれでしょう

4年制だと 大学生活を じっくり楽しめますね





一方 3年制は、学費が一年ぶん少なく PDYは給料も出ますので、金銭的にお得ですね



また、PDYは 職業経験に加算できますので、将来永住権取得を目指している方には プラスかも

海外大学への進学するにあたり 大切なのは、エージェント選び

「オーストラリア、留学、エージェント」などの単語で検索すれば たくさんのエージェントがヒットします

一番確実なエージェントの選び方は、友達からの推薦・意見を参考にするだと思います

サイト・エージェント利用者のネットでの口コミを参考にするのも良いですが、本当に利用者の口コミなのか…あまりにも良い意見ばかりで疑いたくなる事もあります

後は、料金・事務所の位置を確認

相談費など、留学が決定していないのに 利用料を請求するエージェントいますので、料金の確認は大切!
また、留学希望地に事務所のあるエージェントの方が、いざという時に 頼りになりますし、現地の情報を収集しやすいです。
また、エージェントを通じて、どの様な 学校・大学への進学者がいるかもチェック!
希望する大学進学のエージェント業務の経験はあるのか?など、確認!
エージェントによっては、日本で 定期的に留学の説明会を開催されている方もいますので、留学を迷っている方は 是非参加してみてください





私、個人的にオススメのエージェントは、
Staff Solutions Australia
ゴールドコースト留学.com
オーストラリア留学センター
iae 留学ネット
ですね。もちろん、色々な意見があると思いますので、他の方の意見も参考にしてくださいね

エージェント選び同様に大切なのは、大学の選択です

場所、年制、キャンパスの環境・設備、など色々なことを 考える必要があります

なので、気になる大学いくつかに、単位免除申請を出し、その結果を見てから 大学を選んでも良いですね

もちろん、大学入学には ある程度の英語力が必要ですよ!





英語さえ頑張れば、大学に行けます!

ある意味、日本の大学進学より楽ですね

詳しくは、オーストラリアの大学に入学するには参照!
日本ですでに放射線技師として経験がある方は、大学で習う事は 余裕へっちゃらでしょう。
恐らく、英語のみが ネック





同じ放射線技学科でも 日本とオーストラリアの大学では、科目内容が全く違います





日本の大学では、専門学科以外の科目が多い!
体育、外国語などなど、結構 放射線技師と関係ない科目がたくさん!

しかし、オーストラリアの大学は 専門科目のみ

また、多くの病院実習を含みますので、卒業後には すくに即戦力となって働けます(学生時に すでにポジショニング、撮影条件の設定ができる様になる。ポーダブル、IIなど、たいていの業務は すでに一人でできる。)
卒業後に 臨床経験を積み 放射線技師として成長していく 日本とは異なりますね

また、日本とは異なり、国家試験がありません

なので、大学入学後は、各単位取得を目指して 頑張れば良いのみ

各科目の成績は、1〜7の数字で評価され、4以上でパス

ちなみに、4以上をペーパーテストで取得するには、最低100点満点中 55点必要(確かそうだった様な…)
また、実習など ペーパーテストで評価できない科目は、S、Uで評価されます

大抵の学科は、ペーパーテスト+実技試験+課題提出 の合計点で成績が出ます。
日本同様、就職時には 成績表の提出がないので、取り合えずall 4でも、卒業できたらOKですが……





全成績平均が6.25(だった様な…)以上だと、卒業証明書にwith Distinction と記入されるので、まぁ、卒業証明書を見れば 成績の良し悪しが分かりますがね…

ちなみに、卒業が12月の場合、就職活動は 同年の8月くらいからスタートします

英語が第2ヶ国語の場合は、就活時に IELTS all 7以上、OET all B以上など AHPRAで求められる英語力を持っていることを示す必要があります
(https://www.ahpra.gov.au/documents/default.aspx?record=WD15%2f16880&dbid=AP&chksum=px4gMFl360IujXiFqasp3g%3d%3d)

ちなみにAHPRAとは、Australian Health Practitioner Regulation Agencyの略で、オーストラリアで働く 全ての医療従事者を管理する機構です。
全ての医療従事者は、この機構に所属する必要があり、登録時に 英語テストの結果が必要となります

就職先は決まったけど、英語力がなくて AHPRAに登録できないから 働けない!ってことがない様に、就活時には 英語テストをすでにパスしておく必要があります

因みに、就活方法も、日本とは異なります

日本の大学では、進路指導室みたいな場所があり、様々な病院からの求人票が大学側に届き、学生は 求人票から就職先を選考することができます



残念ながら、オーストラリアには この様なシステムがありませんので、学生は 自分で就職先を見つけなければなりません

最近では、どの病院もホームページで求人広告を出しているので、小まめにホームページをチェック!
気になる病院・施設に 直接 カバーレターとレジメを送ります





カバーレターとは、短いお手紙で 簡単な自己紹介・職を探していること、インタビューは いつでも行けるなど 簡潔に記載したもの



英語の手紙フォーマットを 正しく理解しておく必要があります

また、レジメとは、要は、日本で言う履歴書です

連絡先、学歴、長所など 書きます。
「resumes templates」などで検索したらテンプレートが出てきますので、参考にしてください!
注意する事は、国によってレジメの書き方が違う事!

アメリカなどは、証明写真を載せたり、テンプレートを使用し カラフルな レジメを見かけますが、オーストラリアの場合 顔写真ナシで 全て箇条書きのシンプルなもの!
因みに、オンラインで提出する場合、ファイルは 必ずMicrosoft wordフォーマットで!





PDFは 受け取ってもらえない場合がありますので注意!

インタビュー(面接)の依頼を受けたら、ビジネススーツで出向き インタビューを受けます。
この辺のマナーは、日本と同じですね

後は、keep fingers cross 







また、卒業前に AHPRAへの登録申請も完了させておきます

卒業後には、放射線技師としてスタート可能です





因みに、2年以上 フルタイムで大学に通った場合、2年間のtemporary graduate visaを取得可能です。

この2年間の間に、PDYを終わらせるなり、永住権取得の手続きを完了します

因みに、大学卒業にPDYをしなければならない場合、卒業して3年以内にPDYを完了しないといけません!





期限までに終了していない場合は、再度 大学で学士取得の必要がありますので注意








以上、オーストラリアで放射線技師となる手順ですが、要は、大切なのは 英語力

大学入学、就職活動がスムーズに行える様、英語力をしっかり身につけておく必要があります




