みなさま
こんばんは
星のおと いちこ です。
先日より
宇宙の記憶の物語を書き始めました。
この物語は
２０１４年にこのアメブロに投稿させて頂いていたものですが、今、再びこのタイミングに
この物語を完結させることになりました。
付け加えや登場人物名の変更はありますが
大まかな内容は変わっていません。
この「一滴の種の物語」は
一話完結ではなく
「鳳凰記」と「星の電源が切れる時」
そして、交流会などで皆様にお配りさせていただいた
「鳳凰記〜日地月〜」
と繋がっています。
長い長い悠久の星の記憶が
溢れ出でて
私に書けと促しました。
今、この大転換の地球に生きる全ての人々へ
お伝えできる所までお届けできればと思います。
（※物語のコピー、引用はお断りいたします。）
前回のお話
一滴の種の物語
第1章
〜上昇〜
橘の大樹の周りには天使の子だけではなく
妖精、精霊、聖獣、、神、御子
様々な光の存在が集まるようになり
命は拡大していった。
だが、招かれざる者もその中にもあり
星の均衡を保てなくなった大樹は
自ら根を枯らし、葉を落とし
収縮する道を選んだ。
招かれざる者達は、欲望のままに星の命を食い荒らし蹂躙させ
星は徐々に、落ちていく
橘の大樹は上昇の準備を始めている
長くいたこの星から根を放ち
自らを見えないものとする事で星の均衡をはかろうとした。
橘の大樹はリラを一人の神に託した。
リラは大樹と離れたくなかった
しかし、大樹がにっこりと微笑むので
そうする必要があるのだと悟り
神と共に星を去ることにした。
橘は言う「わたしはお前自身。
いつでもお前と共に在る。」
大樹はその樹冠にたわわな実を讃えつつも
幹に残った妖精と精霊、聖獣を抱き、
荘厳なる音楽とともに
花が花びらを閉じる如く収縮し
次第にその姿を隠していった。
収縮した根は大地を割り放ち上昇を始める
轟音と共に大地は激しく揺れ
地は裂け、海は枯れ
星は涙を流し、地脈から真っ赤な血が吹きだした
テラの樹々は全て焼き払われ、命は絶え
豊かな大地は轟々と唸る灼熱の星になった。
しかし、橘の大樹は知っている
この星は再び、樹々が芽生え豊かな命が咲く星になることを
リラはそのテラの姿を透き通った目に焼き付けた
「これからテラは生まれ変わる」
橘の大樹からリラを託された神はリラの手を引き、
「は」という一音のうちにテラを離れ
「アステラ」へと向かった
続く
嗚呼 惟神 御霊幸生ひましませよ
（あぁ かむながら みたまさちはひましませよ）

星のおと いちこ
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かむながら たまちはひましませよ
かむながら たまちはひましませよ
天地の真象に倣い
大自然、或は真理のままにお導きください。