マタイによる福音

 18・1そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。2そこで、イエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、3言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。4自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。5わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。

 10これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天でいつもわたしの天の父の御顔を仰いでいるのである。」

 

 イエスの弟子たちは、弟子仲間の中で誰がいちばん偉いのかをめぐって仲違いをくりかえしていました。そうした争いが弟子たちのイエスに対する質問の背景にあります。

 弟子の中には他の弟子たちからは馬鹿にされたり、軽く見られたりする人もいたのではないかと思います。

 イエスは皆から軽蔑される人を弟子集団から排除することはありませんでした。

 

 守護の天使については女子パウロ会ホームページをご覧下さい。

https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint365.php?id=100201

 守護の天使に向かう祈りも女子パウロ会ホームページには掲載されています。

https://www.pauline.or.jp/prayingtime/pau_week_thu.php

ルカによる福音

〔そのとき、〕9・57イエスと弟子たちが道を進んで行くと、イエスに対して、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言う人がいた。58イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」59そして別の人に、「わたしに従いなさい」と言われたが、その人は、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。60イエスは言われた。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」61また、別の人も言った。「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」62イエスはその人に、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言われた。

 

 大学を卒業するころ後輩のKさんと一緒にイエズス会の召命黙想会に行きました。二泊三日だったと思います。

 黙想の指導司祭がルカのこの箇所について話したことを今も覚えています。

 エルサレムへの旅を始めたばかりのときに三人の人がイエスと遭遇します。

 「イエスが行かれるところならどこにでもついていく」という人に、イエスが「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」と言うとその人は去って行きました。

 別の人にイエスが「わたしに従いなさい」と言うと、その人は「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と願いました。イエスが「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」と言うとその人も去って行きました。

 更に別の人が「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」と言います。その人にイエスが「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言うとその人も去って行きました。

 イエスはただならぬ覚悟でエルサレムに向けて歩みますが、この三人にはご自分と生死を共にする覚悟がないことを見抜かれたのだと思います。

 

 イエスに何と言われてもついていけば、イエスは去れとは言わないのではないかと話を聞いていて思いました。

司祭になって43年間、イエスに従い続ける恵みを頂いています。

 

 聖テレジア(幼いイエスの)おとめ教会博士については女子パウロ会ホームページをご覧下さい。

https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint365.php?id=100101

 

ルカによる福音

 9・51イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた。52そして、先に使いの者を出された。彼らは行って、イエスのために準備しようと、サマリア人の村に入った。53しかし、村人はイエスを歓迎しなかった。イエスがエルサレムを目指して進んでおられたからである。54弟子のヤコブとヨハネはそれを見て、「主よ、お望みなら、天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言った。55イエスは振り向いて二人を戒められた。56そして、一行は別の村に行った。

 

 サマリア人とユダヤ人は共通の祖先を持つにもかかわらず、宗教的・文化的に対立していました。

 サマリアの村人がイエスの一行を歓迎しなかったこと、また弟子が「主よ、お望みなら、天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言ったのはサマリア人とユダヤ人の敵対視のためでした。

 イエスのエルサレムに向けての旅の始めにサマリアの村に入ったのは、神の救いがユダヤ人だけでなく、サマリア人を含むすべての人々に開かれていることを示すためだったのかもしれません。

 

 聖ヒエロニモ司祭教会博士については女子パウロ会ホームページをご覧下さい。聖ヒエロニモは聖書をラテン語に翻訳した人物です。その翻訳はブルガタ訳と呼ばれました。トリエント公会議はブルガタ訳聖書をカトリック教会の公式聖書と定めました。

https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint365.php?id=093001