見上げても、高すぎて顔が見えない。

『まったくお前は!なんで俺の前だといつもいつも、そんな顔ばっかしてんだよ。

それが久しぶりに先輩に会って見せる顔か?』

「そんなこと言ったって、あたしにだって、いろいろあるんですよぉ…」

胸がいっぱいで、泣きそうになるのをこらえた。

『あれだろ、あのときこっちに来てたらどうなってたんだろう。とか

おおかたそんなこと考えたんだろ』


先輩は何でもお見通し…か。