顔を離したレオさんは、
まあるい目をぱっちり開けて、驚いたような顔であたしを見つめていた。

驚いたのは、あたしの方なのに

それから、

あたしの脇から腕を入れて
ぎゅうっと、抱き締めた。

たのむからそんなふうに泣くなよ、
そんなふうに泣かれたら俺、
どうしていいかわかんねぇよ

レオさんは、赤い目をして、泣いていた。

「なんで、レオさんが泣くの?」

まなのそーゆうの、なんか伝わんだよ

まなが苦しいと俺も苦しい。

やさしいな本当に。

レオさんのこと好きかどうかはわからないけど、

このとき心から彼が必要だと思った。

あたしを抱き締めたまま

なんで、司なんだよ。忘れてよ

大丈夫だよ。
俺は、いなくならないから

と耳元でささやいた。

あたしはレオさんの背中のシャツをぎゅっと握った。