昨日、自分の所属するマイナーな業界の、マイナーな雑誌のインタビューを受けた。
わたしがこの業界に入ったのはどういうきっかけか、とか、わたしは毎日どういう一日を送っているのかとか、業界に入る前に描いていた理想と現実は違ったか、とか、
色々聞かれた。
インタビューを受けるに至ったのは別に私がなにかすごいことをしたからとかじゃなくて、若手の、平均的な一業界人の実態を紹介するコーナーに取り上げるためらしい。
だからこっちは、自分の気持ちや考えを、包み隠さず記者の方にお伝えした。
それなのに、
「あーなるほどねー。でもアレでしょ、そうは言っても実際は理想と現実は違うものなんでしょう?」とか、とにかくいちいち「でも」って反論してくる。
でもじゃねーよ!
黙って聞け!
と思わないでもなかった。
途中から私は、
(ああ、なるほどなー。)
とさめた。
このインタビュアーは、決して受け身では話を聞かないんだ。ぐいぐいと話し手に食いついていって、
話し手に色々な言葉を話させよーとしてるんだーと感じた。
私が途中で、もしインタビュアーにイラっとしてキツイことを言ったとしたら、
それはそれで、
インタビュアーからしたら、
むしし、やりぃー!なんじゃないのか。
インタビュアーの、
(なんかないか。
なんか面白いポイントはないか。)
と、探るようなギロギーロな目付きがめんどくさかった。
私は、勝手にそういう風に受け止めた。
最後、掲載用の写真を一枚お願いしますと言われた。
湿気でくっちゃくちゃになった髪の毛、および、目玉おやじのプリントされたTシャツで写った。
おしゃれしていけばよかった。と少し後悔した。
そのあと、
風邪をひいた。
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