今週は暖かくなるかなと期待したけど、まだまだ寒い京都。

今朝は山にうっすら雪が積もってた

いつもならもう梅を見に出かける時期だけど、今年は梅もまだ五分咲きくらいかな?

今週はずっとお天気もイマイチだったけど、来週には晴れて暖かくなるらしいから、お出かけできるかなぁ。

 

そんな私の今日のブログは去年の11月の箱根旅行のつづきです。

 

次にやって来たのは箱根ラリック美術館。

 

 

 

フランスのガラス工芸家・宝飾デザイナーのルネ・ラリックの作品を集めた美術館で、2005年にラリックの収集家簱功泰氏によって開設されました。

 

 

 

ルネ・ラリックは1860年生まれのアール・ヌーヴォー、アール・デコという美術様式の両時代で活躍した人で、16歳で宝飾細工師に弟子入りし、20歳でカルティエなどの一流宝飾店から仕事を依頼されるほど才能豊かな人だったらしい。

 

 

 

その後はガラス工芸家に転身しています。

 

 

 

入口にはフォードのクラシックカーが。

 

 

 

なぜこんなところにと思ったら、この車の一番前の部分にラリックがデザインしたカーマスコットがついていました。

 

 

 

 

簱功泰さんは約1500展のラリック作品をお持ちだそうで、その中の約230点が常設展示されています。(お写真は某所から)

 

 

 

パンフレットの表紙にもなっているこの作品はブローチで「シルフィード」という作品。

実物は思ってたより小さくて、みんなでどこ?どこ?と探し回ったくらい。

これは七宝焼にダイヤモンドがちりばめられています。(お写真は某所から)

 

 

 

お庭はお写真OKとうことで、窓越しのモネの庭。

 

 

 

 

この美術館にはオリエント急行に使用されたコートダジュール型プルマン車が展示されています。

 

 

 

1929年製の車両で、当時パリと南フランスを結ぶ「コート・ダジュール特急」として使用されていました。

 

 

 

一時運行を休止したものの、その後、オリエント急行の路線で2001年まで現役走っていたそうです。

 

 

 

ちなみにこの列車は1988年にオリエント急行88として日本国内を走行した経歴を持っているそう。

 

 

 

箱根には2004年にやってきて、今はカフェとして使われています。

 

 

 

中はとってもおしゃれでラリックの作品がいっぱい。

この装飾パネルは「彫像と葡萄」。

ラリック68歳の作品です。

 

 

 

ちなみにこの車両だけで150枚以上のガラスパネルが室内に貼りめぐらされているそう。

 

 

 

この車両の座席は28席で、こっちは個室で6人掛け。

 

 

 

木の部分はマホガニー製です。

 

 

 

この日、私たちはここでフレンチのランチをいただきます。

このオレンジのランプも作品です。

 

 

 

前日の晩ご飯で一緒にお酒を楽しんだ人たちと一緒のテーブルについてスパークリングワインで乾杯。

ちなみにこのツアーはおひとり様&女性専用。

ご一緒した方は福岡と広島からの参加でした。

 

 

 

まずは自家製リオン風ソシソン 発酵キャベツとともに(メニュー表から)

ソシソンはフランスのソーセージの一種です。

 

 

 

ホタテのポワレ ナージュソース 様々なキノコを添えて

 

 

 

相模牛フィレ肉のグリエ

イベリコチョリソとジャックダニエルの香るソース

季節のご飯添え

ご飯は栗ご飯でした。

 

 

 

秋のフルーツ

サパイヨンソース

 

 

 

いや~どれも美味しかった。

いちいち料理名を言って出してくれるけど、みんなで「ソシソン?」「ナージュソース?」と???だらけでした。

 

 

 

オリエント急行、普通はカフェだけなんですがツアー客にはこうやってランチが提供されるそうです。

まだ観に行ってないの?とみんなに言われて行こう行こうと思っていたら日が経ってしまって、まさかもうやってないよねと思って調べてみたら、さすがに京都、まだ上映している映画館がありました。

ということでこの映画を観に行ってきました。

 

 

 

お侍さんが現代にタイムスリップする映画といえば前にこんな映画もありました。

これもなかなか面白い映画だった。

 

 

 

「ちょんまげぷりん」のお侍さん木島安兵衛さんはタイムスリップしてどこかのお店の前に倒れていたので最初はお店のサンドイッチマンかなんかに間違えられたりしたけど、さすがにこんな格好をしていると目立ってしまう。

 

 

 

でも「侍タイムスリッパー」のお侍さん高坂新左衛門さんはタイムスリップした場所が京都の映画村、しかも時代劇の撮影場所ということで映画のエキストラと間違われて、侍の格好で歩いていても誰にも不思議に思われない。

 

 

 

滞在場所も安兵衛さんはシングルマザーのお家というちょっと無理な設定。

映画を観ながら、いやいやシングルマザーの家庭にこんな怪しい人入れないだろうと思ったけど、子供に泣きつかれて仕方なく連れて帰ることに。

ちなみにこの子供は小さいころの鈴木福くんでした。

 

 

 

新左衛門さんはお寺に住まわせてもらうことになりますが、このお寺はいつも映画やドラマの撮影に使われているところなのでそこまで違和感はない。

ちなみにこのお寺は新左衛門さんがタイムスリップした場所で、亀岡にある龍譚寺というお寺で撮影されたんだそう。

 

 

 

「侍タイムスリッパー」は低予算で作られた映画だそうで、ほとんどがロケ。

現代では斬られ役として生きると決めた新左衛門さんのシーンはほとんどが映画村で撮影されたようですが、この江戸の町はリニューアルされて今はありません。

 

 

 

でも映画を観ていると「あれ?ここは?」と見覚えのある場所が多くて、見ていて楽しかった。

妙心寺や大覚寺、広沢の池も出てきました。

 

 

 

撮影所の近所では侍の格好をしている人が歩いていても不思議はないので誰もホントの新左衛門さんを知りません。

 

 

 

新左衛門さんは実は会津藩士。

長州藩士と斬りあいになっているときに雷に打たれてタイムスリップ。

あれ?一緒に雷に打たれた長州藩士はどうなった?

と思ったら30年前の現代にタイムスリップしていて、今は有名な時代劇俳優になっていました。

この設定が面白くて好き。

 

 

 

あれから140年後の現在で新左衛門さんは、こんなうまいものを庶民が食べられるなんていい時代になったんだと涙ながらにショートケーキを口にします。

 

 

 

でもあの後、幕府が滅び会津藩の最期を知ってやりきれない気持ちになる新左衛門さん。

 

 

 

誰一人名前の知らない役者さんばかりだったけど、この映画ハートフルでめちゃ面白かった。

初上映が去年の8月というからめちゃロングラン。

それでもこの間のトランプの映画より人が入ってたのは、知り合いがエキストラで出てるとか、知ってる場所が出てくるとかでリピーターも多いみたい。(撮影場所が京都だしね)

 

 

 

タイムスリップ。

したくはないけど、もし行くなら私は過去より未来が良いな。

過去だとなんかすぐに殺されそうだけど、未来だとタイムスリップの概念もわかってるだろうし上手く行けばタイムマシンが開発されていて元の世界に戻れるかもだしね。

ちなみに安兵衛さんは元の世界に戻れたけど、新左衛門さんはこのままもう戻れないのかなぁ。

イヤ会津藩は負けちゃうからこのまま戻らないほうが良いのかも?

もう一人過去仲間もやってくるしね。

今日は久しぶりの雨。

京都はずっと空気が乾燥していて火事も多かったけど、この雨で少し潤ってくれるかな?

とはいえこの雨は来週も続きそうで月曜火曜と出かける予定にしてるのに雨は嫌なんだけどなぁ。

 

そんな週末は大阪までこんなイベントを見にお出かけ。

 

 

 

ついでにお隣の博物館で大阪の歴史のお勉強をしてきました。

その様子はまたそのうちに~パー

 

 

 

ということで今日の私のブログは11月の箱根旅行のつづきです。

 

翌朝はお天気がイマイチ。

 

 

 

 

とりあえず朝ご飯を食べたら

 

 

 

出発です。

 

 

 

まずやって来たのは箱根美術館。

1952年に開館した箱根で一番古い美術館です。

 

 

 

お庭がきれいということでまずは庭の散策。

 

 

 

箱根美術館のある一帯は「神仙郷」として整備され、敷地面積は約3万坪。

 

 

 

敷地内には約130種類の苔と200本のモミジが植えられていて、紅葉もきれいです。

 

 

 

 

この美術館の創立者は岡田茂吉さん。

世界救世教や世界メシア教の教祖でもあります。

ここ以外にも熱海のMOA美術館も創設されています。

 

 

 

このお庭は第二次大戦中から戦後にかけて岡田茂吉さんが手掛けたもので2021年に国の名勝に指定されています。

 

 

 

 

お庭にはいくつかの茶室がありますが基本非公開。

 

 

 

中でお茶がいただけるところもあるのですが、この日は時間が早かったのでまだ空いていませんでした。

 

 

 

こちらは1950年に完成した観山亭。

岡田茂吉さんが会談や執筆の場として使用されていたそう。

 

 

 

こちらは1949年に完成した龍頭の滝。

水は観山亭から流れてきています。

 

 

 

 

お庭にあるいくつかの建物には世界救世教の人が住んでいたそうです。

 

 

 

 

館内の展示物は縄文時代の土器から鎌倉・室町時代の六古窯の壺や甕などの焼き物。

 

 

 

 

 

建物は三階建てで内装や展示ケースはすべて岡田茂吉さんの設計だそう。

 

 

 

とても見ごたえのあるお庭なのにお天気が悪くて残念。

 

 

 

 

 

でもここは四季折々楽しめそうなので今度は違う季節に行ったみたいな。

つづきます。