そしてよく好んで着たピンク色のワードローブ、頬の色とあっていてとても可愛らしいです。
典型的なロイヤルスタイルだった初々しいプリンセスは、年月とともに自分のスタイルを確立させ、みるみる洗練されていきました。初期も好きですけど(^^♪
自分のスタイルを見つけようと、さまざまな英国人デザイナーの服を懸命に試しており、王室御用達の格式のあるデザイナーだけでは満足せず、自ら街に出てファッションを研究し、新しいデザイナーを開拓したそうです。その中で起用したデザイナーにはセント・マーチン・スクールを卒業したばかりの若手もいれば、ブルース・オールドフィールドのようにダイアナのおかげで有名になったデザイナーも。さらにキャサリン・ウォーカーとは二人三脚でさまざまなスタイルを作り上げ、生涯に渡って信頼を置いたそうです。
ヴォーグのジャスパー・コンランは、ダイアナがいかに注意深く服を選ぶようになったかについて話して「プリンセスから服の相談を受けたとき、必ず聞かれたのが、『これを着たらどんなメッセージを発信することになるのでしょうか』ということでした。彼女にとっては、そのメッセージは文字通り衣服が発する言葉だったのです」とデザイナーは話しています。
愛用ブランド
□デヴィッド&エリザベス・エマニュエルDavid & Elizabeth Emanuel
結婚当初のダイアナのイメージといえる良家の子女を彷彿させる、ノーブルスタイルを得意とし、フェミニンなボウタイ付きブラウスから、リボンタイのような可憐なデザインが特徴でした。結婚式のドレスも彼らの手によってデザインされ、
後に創業者のデヴィッドとエリザベスは離婚し、パートナーシップを解消しブランドはエリザベス・エマニュエルとして存続。
□キャサリン・ウォーカーCatherine Walker
故ダイアナ妃の衣装を16年で1000点以上をデザインし、ダイアナのドレスを語るうえで、外せないデザイナーのキャサリン・ウォーカー。英国を代表するクチュールハウスのブランド。
フランス生まれ、同国リール大学大学院を修了後、渡英。75年に英国人弁護士の夫が死去した後、服飾デザインを学び、76年、初めての自作の服をロンドンで販売開始。1977年にチェルシーデザイン株式会社として設立。
ダイアナ妃が結婚してから3カ月後の81年、初めて元妃の衣装を担当。モダンで洗練されたデザインは、すぐさまダイアナを虜に。以後、2人3脚でスタイルを作り上げ、その関係は、ダイアナが亡くなるまで続きましたデコルテラインを大胆に開けたセンセーショナルなドレスなど、ダイアナの魅力を最大限に引き出すファッションを生み出しました。元妃が埋葬された際に身を包んだ黒いドレスも作品の一つだったそうです。
キャサリン・ウォーカーは2010年09月23日に65歳で亡くなりました。
□ジャンニ・ヴェルサーチGianni Versace
90年代以降の離婚後は英国以外のハイブランドにも積極的にトライし、中でもイタリア・ブランドのヴェルサーチとは縁が深く、デザイナーのジャンニ・ヴェルサーチとは友人としても親交が深いものでした。露出が多くセクシーなドレスが特徴的ですが、ダイアナ妃にはジャクリーン・ケネディのファッションを思い出させるピンクの上品なスーツや、胸元が大きく開いたドレスなど体型の美しさを際立たせる服を提供。ダイアナが亡くなるわずか1ヵ月半前にマイアミで射殺されるという悲劇的な最期を遂げ、ダイアナも葬儀に列席。
Diana-closeup-New hair style, 1984
1985
女王御用達の帽子デザイナー、フレデリック・フォックスによるお帽子
1987年に撮られた公式写真
キャサリン・ウォーカーがデザインした薄いピンクのロングドレス
Diana & the elderly. Argentina, 1995
ディオールの「レディ・ディオール」を愛用するきっかけとなったのは1995年、当時のシラク仏大統領夫人から贈られたことでした。とても気に入り、その後パリの「ディオール」本店まで直接出向き、色違いで何色も購入。
以来、公務やプライベートでも愛用することで、世界的にブレイクすることに。
婚約指輪とともに印象的なのはその上手な真珠(pearls)使い。
ダイアナの実家であるスペンサー家の女性にとって真珠は特別な存在で、18歳の誕生日には2人の姉と同様、小粒で可憐なパールの3連チョーカーが贈られたそうです。生涯を通じて様々な真珠のアクセサリーをフォーマル、カジュアルとシーンを問わず着用されていました。
サファイアの婚約指輪
チャールズ皇太子がダイアナに贈った婚約指輪は、ダイアナはロンドンの老舗宝石商「ガラード(Garrard)」のカタログから選んだもの。
それまでは王室の婚約指輪はカスタムメイドが通例で、異例のことでした。ダイアナ妃は母親の婚約指輪と似ていたから選んだという説もあるが、もともとサファイアの指輪を希望していて、純粋にそのデザインが気に入ったとか。
14個のダイアがあしらわれた中央のサファイアは12カラット、台座はホワイトゴールドで当時の価格で2万8000ポンド(約420万円)だったといわれ、現在の価値は計り知れないものになっています。
Filer dated 11.8.97 of Diana, Princess of Wales posing for a photograph with some French SFOR soldiers at Sarajevo Airport before her flight home to London after a two day visit to Bosnia where she met victims of landmines. The Princess was killed today (Sunday) in a road accident in Paris. See PA story ROYAL Diana. Picture by Stefan Rousseau/PA
ダイアナ妃が愛した靴はトッズとジミー・チュウJimmy Chooでした。
イタリアブランド トッズは地雷撲滅キャンペーンの一環として、アンゴラ゙を訪れた際に「ゴンミーニ(Gonmini)」を着用。
ジミーチュウは、ロンドン東部ハックニーの工房で靴職人として製作に励む彼の噂をきき、ダイアナはケンジントン宮殿でジミーに会う機会を設け、すぐさま6足の靴をオーダー。初期はシンプルでフラットなパンプスを好んでオーダーしていたものの、チャールズ皇太子との別居、離婚を経験する90年代半ばになると靴も好みも変化し、ジミーが得意とした10センチヒールの靴やクロスストラップのセクシーなデザインの靴も履くようになったそうです。
Catherine Walkerと
Catherine Walker
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