【ルーマニア王室】ルーマニアン・グリーク・キー・ティアラ、ミハイ1世&フィリップ殿下写真 | Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *

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ルーマニア・グリーク・キー・ティアラThe Romanian Greek Key Tiara

着用者はミハイ元国王長女マルガレータCrown Princess Margarita

(王位継承者とし「ルーマニア王太女(Principesa Moștenitoare a României)」

※夫ラドゥ・ドゥダとの間には子供がいなため、ミハイ元国王次女エレナの長男ニコラス・メドフォース=ミルズ(Nicholas Medforth-Mills, 1985年 - )が次世代の後継者になると考えられていましたが、妹エリザベータ(Elisabeta Karina de Roumanie Medforth-Mills )が継承順位第3位となっています。

ミハイ1世とマルガレータ

ティアラの特徴は伝統的なギリシャ風デザイン。

 

ニコライ2世の従兄でロシア大公キリル・ウラジーミロヴィチが妻ヴィクトリア・メリタ・オブ・サクス=コバーグ=ゴータに送ったものでしたが、革命後不明となっていました。しかしヴィクトリア・メリタの姉ルーマニア王妃マリアがマーケットに流出したティアラを購入したとされています。

 

ヴィクトリア・メリタ・オブ・サクス=コバーグ=ゴータViktoria Feodorovna

 

イギリス王子であるエディンバラ公アルフレッド(のちザクセン=コーブルク=ゴータ公、イギリス女王ヴィクトリアの次男)とその妃でロシア皇帝アレクサンドル2世の娘であるマリア・アレクサンドロヴナの次女。

姉はルーマニア王妃である姉マリー、マリア王妃

祖母ヴィクトリア女王の強力な勧めで、従兄にあたるヘッセン大公世子エルンスト・ルートヴィヒと結婚。離婚後、ロシア皇帝アレクサンドル2世の孫で従兄妹同士であったロシア大公キリル・ウラジーミロヴィチと再婚。(ヴィクトリア・メリタの母はロシア アレクサンドル2世の娘でキリルの父方の叔母マリヤ・アレクサンドロヴナ大公女。)

最初の夫(従兄)ヘッセン大公エルンスト・ルートヴィヒとの離婚はヨーロッパ諸国の宮廷で大きな醜聞として取り沙汰されていました。

またエルンスト・ルートヴィヒは皇帝ニコライ2世の皇后アレクサンドラ・フョードロヴナの兄だったため、皇后はかつての義姉で従妹でもあるヴィクトリア・メリタを毛嫌いしており、ロシア宮廷内のキリル大公の結婚に反対する空気をさらに助長したそう。

ニコライ2世はキリルの皇族年金の受給資格と敬称、これまで与えられてきた栄典と勲章、そして海軍軍人としての軍籍を剥奪。キリルは国外への亡命を余儀なくされました。しかし1909年に父のウラジーミル大公が死去してキリルが帝位継承権第3位となり、次女キーラが生まれてまもなく皇帝夫妻と和解し、ニコライ2世はキリルを海軍大佐および皇帝副官の地位に復帰させます。1917年にロシア革命がおこるとキリルは妻子を連れてフィンランド経由でドイツのコーブルクに亡命。処刑から逃れ帝位継承権第1位となっていたためロシアの帝位請求者となりました。

なお次女キーラはプロイセン王家のルイ・フェルディナント王子と結婚し次男ルイ・フェルディナント(1944年 - 1977年) の息子が 現在のプロイセン王家家長ゲオルク・フリードリヒ・フォン・プロイセン(1976年6月10日 -)

 

 

 

 

英国ヴィクトリア女王とドイツ人の孫娘たち。

Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-ヴィクトリア女王 孫娘 

ヴィクトリア女王の次女アリス・モード・メアリPrincess Alice(35歳で死去。この写真を撮ったときには亡くなっている)の娘であるヴィクトリアVictoria, エラEllaそしてアリクスAlixことのちのアレクサンドラ皇后.(L-R) 

 

 

ヴィクトリア女王の次女アリス (ヘッセン大公妃)の息子がエルンスト・ルートヴィヒ。

エルンスト・ルートヴィヒの姉ヴィクトリア(初代ミルフォード=ヘイヴン侯爵ルイス・アレグザンダー・マウントバッテンの夫人、現エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップの祖母、つまり娘プリンセス・アリス(1885年 - 1969年) はギリシャ王子アンドレアス妃)フィリップ殿下は9~10歳ごろ母方の祖母英国のヴィクトリア王女のもとに身を寄せました。

 

【英国王室】ヴィクトリア (ミルフォード=ヘイヴン侯爵夫人)→

 

 

妹アレクサンドラ・フョードロヴナ (ロシア皇帝ニコライ2世皇后。ニコライ2世一家とも親密でした。その後ロシア大公キリル・ウラジーミロヴィチの妃となった。ロシア大公妃。

Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-ニコライ2世と妻アレクサンドラ・フョードロヴナ 

 

【ロシア帝国・ヘッセン家】ニコライ2世とアレクサンドラ・フョードロヴナ→

 

 

 

 

ヴィクトリア・メリタ・オブ・サクス=コバーグ=ゴータの子女

1.エリーザベト(1895年3月11日 - 1903年11月6日)→

 

2.マリヤ(1907年2月2日 - 1951年10月25日) - ライニンゲン侯カールと結婚、ロシアの皇族。

3.キーラ(1909年3月9日 - 1967年9月8日) - プロイセン王子ルイ・フェルディナントと結婚

4.ウラジーミール(1917年8月30日 - 1992年4月21日) - ロシア皇帝を自称

 

 

 

 

【ルーマニア】マリア王妃 ティアラ(マリー・オブ・エディンバラ) 元ルーマニア王国ファミリー王位継承者→

1.カロル2世(1893年 - 1953年) - ルーマニア王

2.エリサベータ(1894年 - 1956年) - ギリシャ王ゲオルギオス2世妃

3.マリア(1900年 - 1961年) - ユーゴスラヴィア王アレクサンダル1世妃

4.ニコラエ(1903年 - 1978年)

5.イレアナ(1909年 - 1991年) - トスカーナ大公子アントン妃

6.ミルチャ(1913年 - 1916年)

 

ヴィクトリアは革命前いくつかのジュエリーを姉に送り手元に保管してもらうよう依頼していたようですが、ロシア革命後ボリシェヴィキ(ロシア社会民主労働党が分裂して形成された、ウラジーミル・レーニンが率いた左派の一派)がヴィクトリアに返還するのを許さなかったため、そのままルーマニア王室のジュエリーになったもののあるといいます。

 

 

Princess Helen of Greece and Denmarkプリンセス・エレナ

 

そしてこのギリシャ風ティアラはプラチナとダイヤモンドで加工され、マリア王妃の長男カロル2世のエレナ(エレーニに送られました。

エレナはギリシャ王コンスタンティノス1世と王妃ソフィアの長女(第3子)として、アテネで生まれ兄にゲオルギオス2世、アレクサンドロス1世、弟にパウロス1世、妹にイリニ王女、エカテリニ王女がいます。

新興国として強国から侮られず、しかるべき王家の姫と結婚して欲しいというマリア王妃が中心になってカロル2世にあてがわれたのが、エレナであり、1928年、カロルと離婚後ミハイの王母としてルーマニアにとどまりました。

ミハイ1世はルーマニア王太子カロルギリシャ国王コンスタンディノス1世の長女エレーニの長子として生まれ、父が王位継承権を1925年に放棄しており、愛人とともに国外逃亡してしまっていたため6歳で即位。

 

妻ブルボン=パルマ家のアンヌ・アントワネット(1923-2016)とはギリシャ王室出身エディンバラ公フィリップ殿下とエリザベス女王の結婚式で出会い翌1948年に結婚し、5女を儲けました。

 

【ミハイ1世の子女】

1.マルガレータ(1949年 - )

2.エレナ(1950 - )

3.イリナ(1953年 - )2013年8月、亡命先のアメリカで闘鶏賭博容疑で、夫婦で逮捕。

4.ソフィア(1957年- )

5.マリア(1964年- )

 

マルガレータは 47歳で結婚。1996年の結婚式の日、Parisian jewellerから貸与したカルティエ製Essex Tiaraを着用しました。夫は11歳年下のルーマニア人実業家。

 

 

 

末っ子のマリアはこのRomanian Greek Key Tiaraで

 

 

 

 

 

 

以前紹介した7歳のフィリップ殿下の写真(いとこのミハイ1世、おじのギリシャ国王パウロス1世と)ヨーロッパじゅう家族をたらいまわしにされる前。

King Michael of Romania (left) with his maternal uncle King George II of Greece and his cousin Prince Philip of Greece and Denmark, later husband of Queen Elizabeth II of Great Britain.

 

 

ギリシャ王室メンバールーマニアの都市でとコンスタンツァでバカンス

 

セオドラ・ティス・エラザス王女(ゲオルギオス1世の孫娘の1人アンドレアス王子とその妻アリス・オブ・バッテンバーグ第2子、フィリップ殿下の姉)、ルーマニア ミハイ1世、エレーニ王女(ルーマニア国王カロル2世と結婚)、イリニ・ティス・エラザス(ギリシャ王パウロス1世とその妃フリデリキの末娘)、マルガリタ・ティス・エラザス(フィリップ殿下の姉)、7歳のフィリップ殿下、パウロス1世 (ギリシャ王)。

A royal group on holiday at the seaside at Mamaia on the shores of the Black Sea. From left, Princess Theodora of Greece, Prince Michael of Romania, Crown Princess Helen of Romania (formerly Princess Helen of Greece), Princess Irene of Greece, Princess Margaret of Greece, Prince Philip of Greece (now Duke of Edinburgh), aged 7 years old, and Prince Paul of Greece.

Riding with his cousin, King Michael of Romania (right), in Constanza in 1928.

久々に家族と集まれてうれしかったのでしょうね。

 

 

 

It's a small world! 小さな世界!

ロビンフッドをして遊ぶフィリップ殿下とミハイ1世

そして一番右は…のちにミハイ1世と結婚することになるブルボン=パルマ家のアンヌ・アントワネット

Prince Philip of Greece and Denmark, 2nd from left, channeling his inner Robin Hood with a group of friends including, far right, a certain little girl named Anne who would grow up to marry his cousin King Michael of Romania.

 

 

 

 

 

マルガレータ王女と会えてうれしそうなチャールズ皇太子(マルガレータは亡命中スイスとイギリスで学んでいます)

Prince Charles and his 4th cousin, Princess Margarita of Romania, daughter of King Michael II.

 

Britain's Prince Charles (L) meets with Princess Margarita of Romania at Clarence House in London, on May 7, 2009. The Prince hosted a roundtable meeting of Romanian business leaders to discuss corporate responsibility.

 

 

2017年3月ルーマニア王室のルーマニア王太子マルガレータ殿下と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下との会見を行ったり…まぁ楽しそうなチャールズ皇太子

Prince Charles' Romanian holiday??

ブカレストで知人の息子をはぐ!

The Prince of Wales greets the son of a friend, 11 year old Valentin Blacker in Bucharest

そんなキャラでした…?ルーマニア大好きですね

ルーマニア大好き説を裏付ける証拠?として2012年11月ルーマニア政府がロンドン世界観光博「ワールドトラベルマーケット」で公開したビデオ映像のなかで英国のチャールズ皇太子(当時63)が「私はドラキュラの子孫」と告白したビデオを使い、英国からの観光客を呼び込むキャンペーンを始めました。

 

チャールズ皇太子はトランシルバニアに親近感を示しており、2006年に同地方で土地と5戸を購入。別荘をもち、自ら使わない ときには賃貸用として貸し出しているなど、趣味と実益を兼ねて経営。(なお土地や物件を管理しているハンガリー系のカルノキ伯爵夫妻)

景観保存運動を支援。クマやオオカミ、キツネが生息している森林保護運動を提唱した第一人者で、ルーマニアの田舎を復興しようとしています。

 

 

 

吸血鬼ドラキュラは、ルーマニア・トランシルバニア地方で生まれた15世紀のワラキア公国(当時)の領主、ワラキア公ヴラド3世がモデルとされ、家系図によると、エリザベス女王やチャールズ皇太子はブラド公と血のつながりが19世紀、王族同士の結婚により英国王室に引き継がれた血筋があるのだとか。

皇太子は2011年テレビ局のインタビューで「私にはトランシルバニアの血が流れている。血筋的にこの土地を治める権利ちょっとあるはず“Transylvania is in my blood.  “The genealogy shows I am descended from Vlad the Impaler, so I do have a bit of a stake in the country.」とジョークで告白しておりルーマニア政府観光局はこのインタビュー映像やパンフレットで、英王室とトランシルバニアのつながりを紹介し、観光客を増やそうとPR。またルーマニアを訪問した際には甘露蜜を買って帰ったのだとか。なおチャールズ皇太子お気に入りの場所は、世界遺産「ヴィスクリ要塞教会」のある村。

 

 

 

2日目はルーマニア首相グリンデアヌHis Excellency Mr Sorin Grindeanuらと会見されり…3日目にはカミラ夫人がブカレストにやってきて落ち合いました。ピサの斜塔を見に行ったり、面会。2017年4月にはチャールズ皇太子が新たな称号'Prince of Transylvania(トランシルベニアのプリンス)のタイトルを得るらしいというお話まで…

 

 

ミハイ1世(Michael I of Romania)は95歳。

 

 

 

 

 

グリークミンダー ティアラ Greek Meander Tiara→

Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-アリス・オブ・バッテンバーグ 英国 プリンセス

(フィリップ殿下の母)

 

独特な角ばった渦巻き模様のあるティアラ。これはギリシャの建築にあるグリークメアンダー(Greek Meander)と呼ばれる様式でGreek fret とか Greek key designとも呼ばれます。

ギリシア模様のスタイルは近代よく見られますが、これは現エディンバラ公フィリップ殿下の父のギリシャ・アンドルー王子とのアリスの結婚の影響を受けているそうです。

 

 

【モロッコ王室】ムハンマド6世の妻 ラーラ・サルマ妃 ウェディングティアラ モロッコ メアンダー ティアラ ”The Morocco Meander tiara”→
The Morocco Meander tiara 

ギリシャの角ばった渦巻き模様デザインを模しています。

ギリシャ・メンダーの模様は小アジアのミレトスを流れている極端に蛇行しているメンデレス川に由来(英語読みメアンダー)建築の装飾やアクセサリーにも見られます。

 

 

 

【スペイン王室】プロセインダイヤモンドティアラPrussian Diamond Tiara

ギリシャのモチーフのゲッケイジュ葉(ローリエの葉)が中央に向かい、ダイヤモンドが中央に揺れている構造です。下の部分はギリシャの建築にあるグリークメアンダー(Greek Meander)と呼ばれる様式が確認できます。

 

 

 

 

コーシュニクの形の歴史&王妃の歴史はこちらをどうぞ
【ルーマニア】マリア王妃 カルティエ製 Kokoshnik tiara ココーシュニクティアラ→ 

 

 

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