Queen Maria Christina of Spain's Pearl & Diamond Tiara
カルティエ製のパール&ダイヤモンドティアラ。
スペイン王アルフォンソ12世(1858-1929)の2度目の王妃マリア・クリスティーナ・フォン・エスターライヒQueen Maria Christina of Spain(1858-1929)の所有のティアラは1929年彼女の死後息子のアルフォンソ13世に遺贈されました。(アルフォンソ13世はアルフォンソ12世の死後の誕生でした。)
王妃マリア・クリスティーナ
スペイン国王アルフォンソ13世と王妃ビクトリア・エウヘニアの四男フアン (バルセロナ伯)は1935年1月、姉ベアトリス王女の結婚式の際、旧両シチリア王家(スペイン・ブルボン家の同族であるブルボン=シチリア家)の出身であるマリア・デ・ラス・メルセデス(最後の国王フランチェスコ2世の甥カルロ・タンクレーディの娘)と出会います。
Princess Maria de las Mercedes
1935年10月、マリア・デ・ラス・メルセデスはローマ結婚しますが、義父アルフォンソ13世から与えられ着用します。フアン・カルロス1世 (スペイン王)を出産。彼は即位以前の1962年にギリシャ国王パウロス1世の王女ソフィア(1938年 - )と結婚。
その後2000年にマリア・デ・ラス・メルセデスが亡くなり、ソフィア王妃は義理の母からこのティアラを引き継ぎました。
【バルセロナ伯フアン(スペイン王アルフォンソ13世の四男)と、その妃マリア・デ・ラス・メルセデス(カラブリア系両シチリア王家家長カルロ・タンクレーディの三女)の子女】
・ピラール王女(1936年 - )
・フアン・カルロス1世(1938年 - )前国王
・マルガリータ王女(1939年 - )
・アルフォンソ(1941年 - 1956年)
そのほかの着用者はピラール王女
1967年5月5日にリスボンのジェロニモス修道院で、スペイン貴族のデ・ラ・トーレ子爵ルイス・ゴメス=アセーボ・イ・ドゥーケ・デ・エストラーダ Luis Gómez-Acebo y Duque de Estradaと結婚した。
ピラール王女の娘マリーア・デ・ラ・ファウスティーナ・シモネータ・ルイサDoña Simonetta Gomez-Acebo y de Borbon(1968年10月28日 - )
1990年にホセ・ミゲル・フェルナンデス・サストロンと結婚した際に着用。