ナタリー・ポートマン監督 巨匠の特殊な撮影に影響受ける | Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *

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2016年8月18日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催のイベントでナタリー・ポートマンが、監督デビューした新作『ア・テイル・オブ・ラブ・アンド・ダークネス(原題) / A Tale of Love and Darkness』(2015年)について語りました。

イスラエルの作家アモス・オズの自叙伝を映画化した作品で、イスラエル建国前の1940年代を舞台に、英国委任統治領パレスチナに移住したアモスの両親。

ユダヤ人とアラブ人の対立が深まり衝突が起きるエルサレムで、アモスに文学を学ぶことの影響力を教えていきます。

 

 自叙伝で監督デビューしたことについて「初めてヘブライ語から英訳された作品を読んだ時点で、すでに映画化できると思いました。母親と息子の関係に感動したうえに、イスラエル建国初期の設定だったから。(イスラエル出身の)わたしは、あの当時欧州からイスラエルという新天地に、建国を夢見て避難民が砂漠を越えてきた話を家族や親戚から聞かされていました。避難民と昔からの居住者との衝突は、現在も抱えている問題だと思いました」と理由を明かしました。

脚色について「20年近く脚本を読み、いつの間にか(執筆方法は)身に付いてきたけれど、脚色に関して初心者だったため直感で進めました。ただアモス・オズには、『本は、本として存在しているため、本をそのまま映画化せず自分の作品を作れ! 僕の母親がなぜそうなったかを聞かないでくれ』と言われました。これまでも多くの脚本家が彼の作品を脚色し母親がなぜ自殺したのかを説明しようとしたことがいけなかったのです。アモス自身にとっても謎だったから」と答えました。

 

 

 

撮影中

 

 

監督する上で映画『聖杯たちの騎士』(2016年12月23日日本公開)のテレンス・マリック監督とタッグを組んだ影響は大きかったそう。1978年の『天国の日々』で『カンヌ国際映画祭』監督賞、1998年の『シン・レッド・ライン』で『ベルリン国際映画祭』金熊賞、2011年の『ツリー・オブ・ライフ』で『カンヌ国際映画祭』パルムドールを獲得した監督。

『聖杯たちの騎士』は、成功を手にしたものの虚しい人生を送る脚本家リックが、6人の女たちとの愛の記憶の中で、自らの過去と向き合うというあらすじ。華やかな生活に溺れていくリック役をクリスチャン・ベイルが演じるほか、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマン、イモージェン・プーツ、フリーダ・ピント、テリーサ・パーマー、イザベル・ルーカスが共演に名を連ねています。

ナタリーは「彼は他の監督とは全く異なります。通常セットはかなり規律に沿って、それらが必要だと皆が思っているけれど、テレンスと仕事をするとそうではないことがわかります。通常の撮影ではメイク直しやヘアセットをシーンの前にするけれど、テレンスの場合は、『メイクアップなどの時間はない。朝にメイクアップをやったら、その日が終わるまでそのままだ』と言われるわ」とマリック監督とのタッグを経て「A Tale of Love and Darkness」で自由に監督を務めることができたそう。

 

 

 


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