2015年2月、ヨルダンのラニア王妃はアンマンのペラ（タバカット・ファハル）（別名Tabaqet Fahel）を訪問、女性の企業支援の成功例をいくつか訪問ました 。カナン人の時代（紀元前19世紀またそれ以前）の遺跡も確認できる古代の町です。
Jordan's Queen Rania visits Tabaqat Fahel in Northern Ghor
Pella rest houseでプロジェクトの恩恵を受けた女性らと会談し、女性たちは与えられた機会への感謝を表明しました。
これらのプロジェクトを通して、女性は彼らの自信を強め、新しい収入源を提供することができました。家庭で夫を手伝うだけでなく、子供たちのためにより良い教育機会を確実にする記載にはありました。
ペッラは、ヨルダン・バレーの北部にあり人口をおよそ48,000人。ここは古代カナンと呼ばれていました。聖書の中に出てくる「デカポリス」連盟を作っている都市の1つです。地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名で、聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写され、神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地であることから、約束の地とも呼ばれています。ヘレニズム文化とヘブライ文化の衝突と軋轢が生じていた背景も確認できます。
※1世紀頃のヨルダン、シリア、パレスチナ地域一帯にはローマ帝国時代、地中海東側の拠点となる都市がいくつか点在しており、これらの都市が同盟を組んでおり、それを「デカポリス」と呼んでいました。 ギリシャ語で十の都市国家（デカ：10、ポリス：都市国家）という意味です。