ヴィヴィアン・リー Vivien Leigh→【ヴィヴィアン・リー 】
美貌と演技力に恵まれ、観る者に強烈な印象を残す伝説の女優ヴィヴィアン・リー(1913年ー1967年)
演じる役は皆が共感を感じるようなヒロインではなかったけれど、ヴィヴィアン自身の精神が危険な状態にあればあるほど、皮肉なことに極端な性格を持つヒロインを演じる時ほど、ヴィヴィアン・リーという女優はスクリーンで輝きました。
19歳でケンブリッジ大卒の13歳年上の弁護士ハーバート・リー・ホールマンと結婚。普通の家庭生活に入るも、幼いころから修道院の寄宿学校で育ち家庭生活を知らない彼女にとって「普通の家庭」は退屈な場所に感じました。翌年、友人の言葉によると「母性をもたないまま」長女を出産。
端役で映画デビューするも、撮影時以外は満たされない21歳のヴィヴィアンは27歳のオリヴィエの舞台を見て、彼に近づきたいと強く思い、2人はお互いに既婚者であったにもかかわらず急接近し恋に落ちます。ヴィヴィアンは家族を捨てて夢と愛したオリヴィエを追って渡米。
その後「風と共に去りぬ」のヒロイン役スカーレット役を射止めます。ふたりの関係をマスコミがかぎつけ、プロデューサーのセルズニックは映画の撮影が終了するまで、ヴィヴィアンとオリヴィエが一緒にいることを禁じます。
もっとも強烈な印象を与えた「スカーレット・オハラ」は美しさと凄み、その気位の高さ、気性の激しさと、役が憑依しているようで、過密スケジュールのヴィヴィアンはすっかりやつれてしまい、やむなくセルズニックは彼女に休暇を与え、休暇中、NYでオリヴィエと再会。風と共に去りぬのスカーレット役でアカデミー主演女優賞受賞。一躍スターになったヴィヴィアンは、「互いの離婚が成立したら、すぐにでも結婚する」と記者会見まで開きます。
娘スーザンはヴィヴィアンの母が面倒をみていましたが、その後は自身の幼少期と同じように修道院付属の学校に入れました。
愛したオリヴィエの子を32歳の時についに身ごもりますが映画「シーザーとクレオパトラ」(1946年)の撮影中に転倒した彼女は、子供を流産。後に彼女はもう一度妊娠しますが、その時も流産。アルコール依存症や精神的な病との闘いと肺結核を患います。
その命は自らの夢と情熱、そして生きる目的のために、自身そしてまわりの様々なものを犠牲にして激しすぎる人生を駆け抜け...53年と8ヶ月で燃え尽きました。
February 1937: English actress, Vivien Leigh (1913-1967).
24歳ごろ
世界中から名優としての評価を得たクラシカル女優さんには現代の女優とは違う生き方や情熱を感じます。
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