2012年1月6日、ハリウッドのプレスクールから3歳の娘ナーラちゃんをピックアップしたガブリエル・オーブリー。
前日2012年1月5日、ビバリーヒルズでのハル・ベリーと娘のナーラちゃん。フルデイのプレスクールからピックアップしたところです。
Halle Berry picked up her beautiful little girl Nahla after a full day in Beverly Hills, California on January 5, 2012.
どんどんかわいくなりますね。
2008年3月16日にロサンゼルスにて誕生したナーラ・アリエラ・オーブリー。彼女の両親でハリウッドで最も美しいカップルの破局が2010年5月、突如発表されました。交際5年。初めは9歳の年の差が要因となっているとされていましたが、その後違うことが判明。
ガブリエル・オーブリーはアクセス・ハリウッドに『メディアで報じている信じられない憶測についていちいちコメントをする気はありませんが、僕とハルは交際を終わらせることを二人で決めました。彼女は今もこれからも僕にとって最も特別で美しい人です。お互いへの愛と尊敬はなくなることはありません。娘の健康と幸せが僕たち二人にとって一番大事なことです。困難な時期ですので僕らのプライバシーを重視してくれるようお願いします』と、声明を発表。
ハル・ベリーはヴォーグ誌に別れた理由について、「結婚をして一生を過ごす人ではないと気がついたの。わたしたちはナーラというすばらしい人間をこの世に迎えるために出会い、一緒にいたんだと思う。だからこそ、わたしたち3人の絆は一生ものなの。だからと言って恋愛をあきらめたわけじゃないわ。ただ妥協をしたくなかっただけ。究極のロマンチストだから、完璧な人を見つけるまであきらめないわ。幸せじゃないところにとどまりたくはない。子供のためとか公の場で恥をかくからとかを理由に幸せなフリもしたくないの」とコメント。
二人が別れたのは発表2か月ほど前2008年3月ごろで、ハルは弁護士を雇い、ナーラちゃんの親権や金銭面での条件などの打ち合わせに。関係者は「ガブリエルはナーラちゃんを誰よりも愛していて、平等な共同親権を求め、ハルもこれに合意しています。ガブリエルはモデルとして年間約70万ドル（約6580万円）稼いでいるので、十分なお金もあり、ハルには一銭も要求していません。ガブリエルが望んだのはカナダに一緒に所有している家だけで、頭金はハルが支払ったものの、月々の支払いはガブリエルがしているため、ハルはこの家をガブリエルに渡すことにためらいもなく合意しています。とても友好的な別れです」と、コメント。
パートナー時代、ハルが仕事の間、ガブリエルがナーラの面倒をみていたけれど、破局後親権はハルが有利に。寡黙なガブリエルも2、3週間に1度しかナーラに会えないことにイラ立ちを感じはじめ、2010年8月ハルが南アフリカで撮影があると知ったときはロスの自宅で家族とともにナーラの面倒を見ることを希望。するもハルの答えは「Ｎｏ！」これから二人の関係は悪化していきました。
実は二人が別れたときの契約事項には『ハルが長期の映画撮影の際にはガブリエルがハルの元にきてナーラの面倒を見る、その期間、モデルの仕事を休まなければならないガブリエルのキャリアに相応する収入を保障するために相応の金額をハルが支払う』ことになっていたとか。
これは、ハルが「自分の離れたところで、ガブリエルひとりがナーラの面倒を見ることになったとき、たとえばガブリエルの新しい恋人が出来てナーラの面倒を見るようなことがあり、ナーラが混乱するのを避けたい。理解することはとても難しい。娘が傷つくのが耐えられない、そんな気持ちにさせるのはとてもかわいそう」ということで作られた条件。
この時期すでにハルは多くの男性とデートしたり、ナーラを混乱させるようなことをしていたのでとても一方的、一流モデルにもかかわらず自分の子守代を払われる申し出、親権についてやや不利なガブリエルが不満をあらわに。しかし結局ハルが希望するとおり、ガブリエルはハルの映画現場に同行し、ナーラの面倒を見ていました。その後もロンドンで一緒にいる姿をパパラッチされました。よい距離を置きながら、お互いの道を歩き始めたと思いきや...。
2011年12月29日、カルフォルニアの公園でわずかな再会の時間を楽しむ親子。（一日の出来事を報告するであろうナニーと一緒に過ごしています）
トラウマ？
ハルは2010年9月、新作映画『ダークタイド/DarkTide』（原題）で共演したフランス人俳優のオリヴィエ・マルティネス（現在も交際中）と、パリの街中でキスする姿が報じられました。
2011年1月、友好的な別れから事態は急変。ガブリエル・オーブリーが、自分がナーラちゃんの父親であることを正式に認める申請書とともに共同親権も求めました。ガブリエルはハルに指図され続ける状態、今後娘と会わせてもらえなくなる状態、ハルが自分の身辺を探るために私立探偵をやっているのではと心配したとか。
レーダー・オンラインによると、ガブリエルが言うとおりにしないとハルはヒステリーを起こしだし、特にガブリエルが女性と一緒にいた（キム・カーダシアン）報道された2010年12月末ごろにキレたとか。
ハルも娘をガブリエルに預けるのが不安だと言い出し、裁判所による介入を求めました。ハルのスポークスマンは 「ハルは、ガブリエルのもとにいるときのナーラちゃんの状態に大きな不安を抱いており、娘の安全を確保するためにあらゆる手段に出る準備をしています。この件についてはガブリエルと穏便に解決をしようとしましたが、彼が非協力的なため、裁判所に頼るほかありませんでした」と、声明を発表。このころから報道機関を利用した”ガブリエルは父親失格”アピールを始めます。
1つめはTMZが伝えたガブリエルが”人種差別主義者”であるというレポート。
それによると、ハルが娘を「黒人である」というのに対し、ガブリエルは娘のナーラちゃんの肌の色について誰かが”黒い”と描写すると”ナーラは白い”と主張。ハルにも、もしナーラちゃんの肌が”黒い”と言われたら、すぐに撤回要求を出すように求めた。また、ガブリエルの元恋人と名乗る女性が「彼はきわどい人種差別者です」とのコメント。
2つめはとてもナイーブな「児童虐待」問題。ピープル誌はガブリエルがナーラちゃんを虐待していたのではないかというレポートを掲載。
これによると関係者の話しとして、『昨年のクリスマスの頃からガブリエル迎えにくるとナーラちゃんがヒステリーを起こすようになった事にハルが警戒感を持つようになった。ハルの足にしがみ付いていたナーラをガブリエルが無理やり車に押し込み去ってしまった。トラウマになるほど娘が父親を怖がっている』
3つめはガブリエルが仕事を休んでナーラちゃんの面倒を見に来ることを拒否したため、ハルは映画に出演出来なくなってしまったとの主張。
これによると「ガブリエルが（ハルの撮影の2週間）NYに来る事を拒否したので、ハルは映画への出演を諦めました。彼女はナーラをLAに残しておきたくなかったんです。ハルにとって仕事が第一ではありません。ナーラこそ最優先事項なんです。」ハルはナーラの親権争いで時間をとられることがわかったあと、ブロードウェイ・デビューとなるはずだった舞台「マウンテントップ」を降板しています。
ハル側が裁判所で彼に対して、「トラウマになるほど娘が父親を怖がっている」「暴力的」「娘に構わない」「人種差別主義者」と暴言を吐く一方、ガブは娘ナーラのためにそれをじっと我慢。メディアでの主張で人種差別者というレッテル非難に対して、黙秘をつらぬきました。裁判所はハルのヒステリックな糾弾を横に、ガブリエルに『親権はなくとも訪問権などを認めました』。
2011年7月、レクリエーションセンターから帰る美しい親子
その後ハルは2011年4月、ハルは『わだかまりを解消した。子どもがかかわっているときは、ものごとをうまく解決できるとホッとします。この争いはそもそも娘の取り合いではありませんでした。子どもには両親が必要だということはわたしたちもよくわかっています。でも、意見が食い違い、行き詰まってしまうことがあるんです』と声明を発表。ですが、解決ではなく、一時休戦だったようでハルは2か月後、再びガブリエルを法廷に呼び戻しました。レーダー・オンラインによると、ハルの弁護士は「ガブリエルの間違った子育て方法」を記した分厚いファイルを持って出廷。
ハルは娘ナーラちゃんの面倒を見るときのガブリエルの行動に目を光らせており、気に入らないと激怒するという神経質な面があり、たとえば健康的なものを食べさせなきゃ行けない日にナーラにピザを食べさせた、着せるもの、行く場所、迎えに行く時間が早かったことなどすべて弁護士に報告。ファイルの内容はかなり細かいそうで、なぜこんなにも細かくわかるかというと、これまでの面会はナニー（子守り）が立ち会うことが条件になっているから。
ハルは映画の撮影のためスペインにいた際、裁判所の許可を得てナーラも連れて行っていき、ガブリエルはスペインに来ることでナーラとの面会が許可されたけれど、ナニーなしで娘と二人で時間を過ごしたいと娘と会う際の条件を変更してくれるようスペインの裁判所に申請。
裁判官は両方の意見を聞き、娘ナーラと二人きりで会いたいと申請していた件で、「親権に関するもともとの協約を重んじるものとする」との結論を出しガブリエルの申請を棄却したそうです。ハルとガブリエルの破局後、一度はガブリエルに集まった非難、しかしここ数年の行動からハルに一部非難が集まりはじめました。
2009年6月2日Nahla and Gabriel
Male model Gabriel Aubry goes house hunting in Hollywood, California this afternoon, June 2, 2009. Along for the ride was adorable daughter Nahla Aubrey, whose mother is Gabriel's girlfriend, Halle Berry.
白シャツが本当にお似合い
まだまだ2人だけで過ごす時間は遠いようです。
父子が一緒に過ごす姿は本当に幸せそうでというハルの主張が不思議でした。
ハルのヒステリックに傾きがちな一連の行動は、幼いころ父が母や姉を虐待した過去、自身が恋人や結婚相手から暴力を受けたり、鼓膜を破られた過去などからきているのでしょうか。
キャリアを優先してきた人生で、ほしくてほしくて仕方がなかった我が子を40代で恵まれ、愛しくて仕方なく、自分が父親からの遺伝性糖尿病を患っていることも健康的な食事に気を使うのでしょう。
母Junith Ann Hawkinsさんと
黒人の血が一滴でも入れば末代まで黒人などという意見もありますが、ガブリエル（フランス系カナダ人、言語はフランス語）は、アメリカとは違う価値観の持ち主かもしれませんし、ナーラちゃんは白人の母と黒人の父を持つハルとガブリエルの子で黒人の血は4分の1。
ハル自身がクリーブランドという小さな町に黒人が自分と姉しかいない土地で白人の母に育てられ、育ったカルチャーは白人。もちろんだからこそ黒人への偏見や差別を受けたのでしょうし、ハリウッドで輝くための壁は高すぎたはず。ですがナーラちゃんにとってはきっと大切な両親が自分のことで争うのが一番つらいですよ。
ハル・ベリーと姉⇒●
ハルは1985年、「ミス・ティーン」にオハイオ州代表で出場。翌86年、「ミスＵＳＡ」で準ミスに。また同年、「ミス・ワールド」の衣装部門で優勝。
ハル・ベリーが語った「消えることのない傷、男性運の悪さ」→●