2010年12月号のイギリス版「エル」誌で、女優アン・ハサウェイが顔のシワとりのためのボトックス注射は、彼女自身の歴史を消すことになるとして、これから先も治療を施す気がないと明かしました。
映画『プリティ・プリンセス』で注目を集め、最初は野暮ったい印象もありましたが、「プラダを着た悪魔」『アリス・イン・ワンダーランド』など話題作に出演し続け、美しさを増しているアンにも人知れず深い悩みがあったそうです。
人気女性誌「エル」のイギリス版に彼女が話したところによると、23歳のころ、すでに人からボトックスを薦められたことがあったのだそう。アンはさらに「恥ずかしいことなのだけど……25歳から27歳まで、毎日目尻を気にしていたの。だって、日々しわが深くなっていく気がしたから」と女性なら誰もが気にする悩みを抱えていたことを告白。しかし「ある日気が付いたの、これはシワじゃなくて、笑顔の線なんだって。小さいころの写真を見ると、同じ笑顔のわたしが写っている。そしてわかったの。このシワこそが、わたしがわたし自身である証明なんだって。ボトックスはそれを消してしまうわ」とのこと。
彼女は自分を細く見せるために、過度なダイエットをすることもやめたようで「以前の自分は、自分の外見を磨くことしか興味がなかったわ。浅はかだったとは思わない。ただ、若かったのよ。今はもっとほかのことを大事にしているの」と欠点も自分という人間の歩いてきた道なのだと意識するようになってからは、自身の見た目を保つこと以上に大事なことがあると考えるに至ったようです。
28歳になったアンはこれからさらに年齢を重ねていっても、さらに美しい女優になっていくのでしょうね。
大切なものを知ったの。