マリアンヌ・フェイスフル（Marianne Faithfull)、 1946年12月29日生まれのイギリス生まれの歌手・女優。
ふくよかで可憐な少女はあるロックバンドとの出会いを境にその姿を変えていくことになります。
父が英国人で母親はオーストリアの名門貴族の家系出身、幼いころに両親が離婚しマリアンヌは修道院で育ちます。
17歳の時にジョン・ダンバーと結婚。ダンバーとローリング・ストーンズのマネージャーが知り合いであったため、パーティに出席したのをきっかけに芸能界に入り、ミック・ジャガーとキース・リチャードの手がけた1964年、「As Tears Go By（邦題:涙あふれて）」で、にデビュー。
その清らかな歌声とロリータ的な美貌で人気を博し、ジャン＝リュック・ゴダールに見出され映画デビュー。1865年、ダンバーと離婚し、本格的にストーンズの恋人に。ドラッグ、アルコール、そしてセックスの渦中へと引き込まれいきます。
（1964年、英国ロンドン）
デビューから3年間はエンジェル・ボイス、清純で清らかな歌声等言われてきましたが、最初の声質の変化は67年の終わり。
1968年の「サムシング・ベター」では歌唱法を変え、1969年の「シスター・モルヒネ」では歌声が変わり、1970年代後期の頃にはしゃがれた声が出来上がることに。その頃はパンクミュージック全盛期の後半であり、新生マリアンヌの声とマッチし、彼女の声は増々ドスの効いたしゃがれ声に磨きがかかり、近年では貫禄も増しています。
修道院で厳格なしつけと高度な教育を受けて折り目正しく育てられた少女は「堕落した道徳のシンボル」「天使の顔をした娼婦」と形容されることに。
マリアンヌの1960年代末期から1970年代半ばまでがまさに人生で一番地獄を見た時期。
かつての可憐さをかなぐり捨て、綺麗な声を潰した原因と転落のきっかけであったのは...1966～70年ミック・ジャガーと付き合っていた際にマスコミの騒動で追い詰められ、流産と精神不安定から自殺未遂も繰り返したこと。現実逃避にあまりにドラッグに手を出すマリアンヌを見かねたミックは止めさせようとするもののうまくいかず、結局二人は1970年に破局。その後クスリ、自殺未遂、アル中とタバコで現在の声を作り上げたそう。
Marianne Faithfull ＆ Mick jagger
1967年
ミック・ジャガーの2番目の妻で（結婚期間10年）、1977年頃から交際を始めたアメリカ人モデルのジェリー・ホールは "that of all the girlfriend's he's (Jagger) ever had: he loved her the most"（ミックはこれまですべての恋人の中で、マリアンヌのことを一番愛していた）と語っています。
1971年5月12日、ミック・ジャガーはニカラグア人のガールフレンド、ビアンカ・ペレス・モラ・マシアスと結婚。ビアンカは1971年娘のジェイドを出産。1973年6月、歌手のマーシャ・ハントが1970年に生まれた彼女の娘カリスを出産したことをロンドンのマリルボーン下級裁判所に申し立て認められています。1977年頃からジェリー・ホールと交際を始め、ジャガーとビアンカは1979年11月に離婚。ミック・ジャガーには4人の女性との間に7人の子供がいます。
（歌手のマーシャ・ハントMarsha Huntが出産）
・1970年11月4日、娘カリス・ハート・ジャガー
（1番目の妻ビアンカ・ペレス・モラ・マシアス・ジャガーが出産）
・1971年10月21日、娘ジェイド・ジャガー
・1984年5月2日、娘エリザベス・スカーレット・ジャガー
・1985年8月28日、息子ジェームス・・リロイ・オーガスティンジャガー
・1992年1月12日、娘ジョージア・ジャガー
・1997年12月9日、息子ガブリエル・ジャガー
（Luciana Gimenezが出産）
・1999年、5月18日、息子ルーカス・ジャガー
またマリアンヌ・フェイスフルご紹介しますね☆