ナタリー・ポートマンが映画『ブラックスワン』（原題）でのミラ・クニスとのキスシーンに恐怖を感じたと語りました。子供のころから性の対象に見られたりすることなどに恐怖に感じながらも、この映画でレズビアンシーンに自信があると語ったナタリー。なぜキスに？と思いますが...。
「すごい恐怖に襲われたわ。体の中から恐ろしいと感じたの」といいうのも、緊張しながらも乗り切ったミラとのレズビアン・シーンは目立ちすぎて、映画のほかの部分に影を落とし、女優としても真剣に受け止めてもらえない気がすると心配しているからだそう。
「ヌードはとても自然なことで、お堅くなるつもりはないわ。でも、映画の中では観客の気をそらしてしまう可能性がある。『ブラックスワン』（原題）は、新しい自分を表現するための大きな機会だったから、そういうシーンは断れなかった。いい母親の役ばかり演じていられないからね。もう1つの問題は、シーンの流れに関係なく、ただキスをしている写真がインターネットに掲載されてしまうこと」と、つまり芸術性と世間の捉え方に頭を悩ませているよう。
ナタリーは、ハリウッドの中で最も知的な女優の一人と言われていることに対して、「世界の中では最も知的な女優の一人ではないことは確かよ」と笑いました。
『ブラックスワン』（原題）は、激しい競争社会であるニューヨーク・バレエの世界を描いた作品で、ナタリーが演じるベテランのバレリーナとライバルのバレリーナの直接競争のストーリーになっています。
2009年12月、マンハッタンで映画「Black Swan （ブラックスワン）」の撮影中のナタリー・ポートマンとヴィンセント・カッセル。
