ペネロペ・クルス 「パワーの源はペネロペ・クルス」というアルモドバル監督と4度目のタッグ | Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *

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ペネロペ・クルスとペドロ・アルモドバル監督が、カンヌ国際映画祭でお披露目された新作『抱擁のかけら』(全米公開11月20日、日本公開2010年2月6日公開)のプロモーションのため、ニューヨークで開催された“NYタイムス紙”のトーク・イベントに参加した際、とてもおとなしいペネロペが、女優人生を変えたアルモドバル監督との“運命の出会い”について語りました。

Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-ペネロペ・クルス
映画『抱擁のかけら』撮影中、『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)、『トーク・トゥ・ハー』(02)、『ボルベール 帰郷』(06)の“女性讃歌”3部作で世界中の女性の心をわしづかみにしたペドロ・アルモドバル監督が、女優と映画監督との“究極の愛”を描いた最新作『抱擁のかけら』で絶対的な信頼関係を。
Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-ペネロペ・クルス

10年ほど前


「彼と出会ったのは、私が17歳のとき。それからしばらくたって、彼から直接電話をもらったの。ドライヤーで髪の毛を乾かしているのを忘れるくらい、うれしくて飛び上がっちゃったわ!」とペネロペが当時の様子を興奮気味に語れば、アルモドバル監督も、「最初に彼女に会ったとき、ほかの女優にはない特別なものを感じたんだ」と大絶賛。それから約10年、その絆は、競演を重ねるごとに深まっているよう。


Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-ペネロペ・クルス

本作は、事故で視力を失った盲目の脚本家マテオが織りなす、回想劇ともいえるドラマで、『ライブ・フレッシュ』(97)以来、アルモドバル作品の常連であるペネロペは、マテオが溺愛する女優志望のレナを演じています。

「とにかく、彼の映画作りはすごいの」とうれしそうに語るペネロペ。「彼は、リハーサルを完璧にやる監督。思い浮かんだアイデアを、何か月もかけて全部のシーンで何パターンもやって、その中で一番いいのを選ぶのよ」と話します。「『それでも恋するバルセロナ』(08)のウディ(・アレン)監督のやり方とは、まるで真反対。彼の作品は脚本もないし、すべてがその時の勝負。あまりに対照的だから、どちらもとても楽しめる」のだそう。

ちなみに、リハーサルの効果が最も高かったのは、台所でトマトを手早く切るシーン。「自分ではあんなふうにできないから、レッスンを受けたの」と告白。一方で、最もペネロペが“地”で演じられたのは、「レナが、女優になるために初めてオーデションを受けるシーン。自分が女優になりたくてオーディションを受けたときのことを思い出して、大泣きしちゃったわ。私が一番気に入っているシーンなの」だとか。


Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *-ペネロペ・クルス

ペドロ・アルモドバル監督は『ボルベール 帰郷』で6人の出演女優全員にカンヌ国際映画祭最優秀女優賞をもたらすなど、女優を撮ることにかけては天下一品のアルモドバル監督だけあって、今回もペネロペ・クルスが圧倒的な魅力を放っているそう。特に印象的なのは、彼女がいろいろなカツラを着けてオードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローに変身する場面だとか。

「あのシーンでは、映画の準備期間中にペネロペと一緒にやったことをそのまま再現したんだ」と監督。「ペネロペは僕のやり方をよく理解している。僕を盲目的に信頼し、僕の手に自分を委ねてくれる。監督にパワーを与えてくれる女優だよ」と賞賛を惜しみません。

現在と過去を行き来する2つの時間軸、2組の父と息子のドラマに劇中劇、色鮮やかな衣装、美しい映像など、 「2度見ると、さらに楽しめる。親しみが湧いてくるんだ」という監督の言葉通り、今回も激しく情熱的、そして美しくも儚いペネロペの魅力を堪能できるようです。