ロバート・パティンソンが主演する19世紀フランスの文豪ギィ・ド・モーパッサンの古典小説「ベラミ」の映画化作品に、クリスティーナ・リッチが参加することが分かりました。
米業界誌プロダクション・ウィークリーのツイッター版が報じたもので、リッチはすでに出演の決定しているユマ・サーマン、クリスティン・スコット・トーマスらと共演するそうです。
モーパッサンの1885年の作品「ベラミ」は、自らの美貌を武器に女から女へと渡り歩き、新聞記者から上流階級の頂点を目指す男ジョルジュ・デュロワを主人公にした社会風俗小説。
ジョルジュ・デュロワをパティンソンが演じ、ユマ・サーマンは彼のパリ社交界での大出世を助ける彼の友人の妻で、のちにデュロワ本人の妻になる役だそう。一方のトーマスは、デュロワのために身を落とす社交界の名士を演じます。
リッチは奔放な若妻クロチルドを演じ、クロチルドの友人マドレーヌ役のサーマンやスコット・トーマス同様、パティンソン扮するジョルジュに誘惑されることになるそうです。このサーマンの役は、最初ニコール・キッドマンにオファーがあったそうだが、実現しなかったとか。
メガホンをとるのは、英ロンドンで劇団Cheek By Jowlを主宰し、シェイクスピア劇ほか数々の舞台を手がける演出家のデクラン・ドネランとニック・オームロッド。「フル・モンティ」のウベルト・パゾリーニのプロデュースで、2月からパリで撮影が行われる予定。