今日はセリーヌディオンを聴いていました。
ステレオサウンド誌の和田先生との読者グループ対談の記事に載った頃は、
20代前半でした。この頃聴いていたのは、女性ボーカルです。
セリーヌディオン・サラブライトマン・フィリッパジョルダーノが主に好きでした。
朝からジャズを聴いていましたが、ふと懐かしくなりセリーヌディオンを聴きました。
あぁ~ジャズもいいけどこれもいいなぁ~っと感激しました。
ジャズやクラシックを聴いていた時期も長かったのですが、
女性ボーカルを聴いていた時期もかなりながいです。
うーん・・・・また女性ボーカルばかり聴いてみようかなと思いました。
セリーヌディオンは特に好きなんですよね。
伸びやかで力強い歌声には勇気や感動をもらいます。
鳴らしたのは、パナソニックのコンポですが、
このコンポの音がいい。
勿論別室にあるタンノイとダリのスピーカーを中心にした高級オーディオも良いのですが、
だからといって、パナソニックのコンポで物足りないかというと、そうでもない。
豊かな低音を土台としたピラミッド型バランスで安定感のあるサウンドで、
洋楽の女性ボーカルを鳴らします。
ピラミッド型バランスの何がいいかというと、
聴いていて安心出来て感覚的に安定感が得られるのが心理的にいい効果が得られます。
もしこのコンポが低音不足ならとっくに聴かなくなっていたでしょう。
20代の頃に持っていたオーディオはKEF・Cresta2をマランツのアンプ2台で
パッシブバイアンプ駆動して、グラフィックイコライザーを導入したものでした。
あの頃は低音はスマートな傾向でストレートでカチッとした音で聴いていました。
その頃に比べるとだいぶ音の好みが変わってきています。
今では低音はスマートにより太く重たくが好みです。
低音には大きくわけて2種類あると思います。
一つは軽やかなタイプで、
もう一つは重たいタイプ。
どちからが良いのかというより、
どちらが好みかですよね。
僕は重たい低音が好きです。
ここ最近音楽の好みが凝り固まっていて、ジャズかクラシックばかりでした。
しかし、今日女性ボーカルを聴いてみて、
改めて洋楽邦楽問わず女性ボーカルを聴くのもいいなぁと感じました。
昔からボーカル物を聴くのは好きなんですよね。
なぜかというと、スピーカーの間センターにボーカル音像が浮かぶのを見ながら聴くのが好きなのです。
僕はピラミッド型バランスでありながら、ステレオイメージがクリアーな音が好きです。
いわゆる見える音というやつです。
音場が広がり音像がポンと浮かぶタイプに弱いです。
見える音がなぜ好きなのかと言葉では説明しにくいのですが、
音像がポンと浮かぶとそこにはある種の快感のような感じがあります。
ポンと浮かぶと「おっ」と思わず嬉しくなります。
この「おっ」が欲しくてボーカル物を聴いているともいえそうな僕です。
これからこのパナソニックのコンポでピラミッド型バランスと見える音を求めていきます。
見える音というと安価なコンポでは無理がありそうですが、
だからと諦めるより、
安価なコンポからいかに良い音を引き出すのかと創意工夫するところにオーディオの趣味の面白さがあると思うのです。