今日は月に一度の父の海釣りの日です。
毎月月末になると舞鶴まで海に船を出して釣りに父が行きます。
父には釣り仲間がいるんですよね。
要介護3で認知症の母の介護を父としていて、
父が家事全般をしていて、ほとんど一日中母とリビングにいます。
僕が家事を手伝おうとすると断る父なのです。
昭和の父親根性なのか、人に頼ることが出来ず、
また人に自分のやっていることをされるのを嫌います。
介護や家事のストレスでいうと、父と僕とでは、
明らかに父のほうがストレスが多いと思います。
そんな父の息抜きタイムは、
週一回木曜日の母のデイサービスの日に、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240616/14/audiolike2/f9/19/j/o1080108015452180764.jpg?caw=800)
タンノイのスピーカー・ターンベリーGRを中心とした
オーディオでクラシックを聴くことと釣りです。
今日は父の貴重な息抜きの時間。
認知症の母のことを忘れて、
家事を忘れて、
仲間と楽しくワイワイしゃべりながら釣りに没頭できます。
釣りの日、父は朝5時に出発して夜11時頃に帰ってきます。
その間母の介護を僕がします。
父が家にいるときは、僕は普段自分の部屋で読書をしたり、
音楽鑑賞をしたり、YouTubeを観たりします。
しかし、父が釣りに出ると、リビングで母と一緒にいなければなりません。
つまり、自分の部屋で好きなことが出来ないというストレスがあるのです。
僕の趣味は主に読書と音楽鑑賞。
よーく考えたら母とリビングにいても出来る趣味なんですよね。
母はずっとテレビで時代劇を見ています。
テレビの音が少々邪魔ですが、読書は出来るんですよね。
そして、音楽鑑賞はヘッドフォン(オーディオテクニカの一万円ぐらいのやつ)で、
出来ますよね。
そんなわけで、テレビを見る母の隣で読書をしたり、
ヘッドフォンで音楽を聴いて過ごしています。
このブログもリビングで書いています。
自分の部屋で過ごせない!あ~やだな~。
そんな気分でいましたが、リビングでも自分の趣味の時間は楽しめるんですよね。
父が釣りに出ているときは、
おトイレ介助・食事の用意・散歩の付き添い・洗濯物を畳む・お風呂に入れてあげる
などなどをしてます。
今日はありがたいことに母の様子は落ち着いています。
前回は午後3時ころにお風呂に入りたいと言い出したので、
3時にお風呂に入ったり、
ちょっと僕が自分の部屋にいた隙に寝室で寝てしまったりもありました。
今日はそんなこともなく落ち着いてテレビを見ているので助かります。
しかし、あんまり母とずっとリビングにいるとストレスなので、
母に「30分ほど自分の部屋で休憩させてくれるかな」と頼むと、
「どうぞどうぞ、いいよ」とこころよくOKしてくれたので、
自分の部屋でエアコンの効いた部屋で好きなジャズを聴けました。
普段父がいると自分の部屋でジャズは聴き放題な時間がありますが、
今日は介護の合間の貴重な30分です。
その限られた時間の中で聴くジャズはいつも以上に楽しいものでした。
30分だけという条件が聴くときの集中力を高めてくれたようです。
音楽はどれだけの時間を聴いたか?よりもどれだけ楽しんだか?
が大切なのかもしれないなと思い、普段ダラダラと聴いている自分を反省しました。
30分たってリビングに戻ると
母が「どうなるかと思った~」と一人になったのが不安だったようです。
一人になると不安になるのは最近の母の特徴の一つで、
父がいるときでも、暫く父がリビングからいなくなると、
介護ブザーで僕が呼ばれます。
この介護ブザーの音が大きな音で「ブー!」と突然なるのでビックリしてしまいます。
これが時にかちんと来る原因にもなっていたりします。
僕はラジオを聴くのも好きなのですが、母も嫌いではないみたいで、
「ラジオ聴いていいかな」と聞くと「いいよ」といってくれて、
集中してラジオを聴いてます。
今日は夕飯後は夜9時から父の帰宅する11時頃までラジオを聴いて過ごそうと思います。
長文を読んで下さりありがとうございました。