音楽鑑賞は真剣な行為 | AudioLike2

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オーディオにまつわるあれこれ。

認知症の母の散歩の付き添いと、オムツ交換と、一仕事終えてのオーディオタイム。

 

 

 

 

聴いたのは、マイルス・デイヴィスのカインドオブブルーA面です。

 

 

 

 

本作は名盤として大変有名で名演奏とされていますね。

 

このレコードの良さがわかるときと、わからないときがあります。

 

わかるわからないを具体的に説明すると、楽しめるか楽しめないかの違いでしょう。

 

今日のカインドオブブルーは楽しめませんでした。

 

音楽を聴くという行為は自分の精神状態が大きく関係しているものです。

 

 

 

 

その日の自分の精神状態と鳴っている音楽とがリンクして両方が歩みより共鳴することで、

 

音楽鑑賞において感動するという領域の扉を開くことが出来るのです。

 

退屈だなと聴いていればそういう音楽鑑賞ですし、

 

楽しいなと聴いていれば楽しい音楽鑑賞です。

 

レコードを選ぶときその日の自分の精神状態とよく対話して、

 

その日の気分にあったレコードを選ぶのが、

 

楽しい音楽鑑賞へとつながるものです。

 

今回のカインドオブブルーは選択を間違えました。

 

そのときの音量も関係していると思いますが、

 

自分の心にピタッと来なかったのです。

 

本作の演奏は控え目なもので、そこが今日の僕には合いませんでした。

 

もっと力強いノリノリのジャズのほうが合っていたのでしょう。

 

 

 

 

レコード音楽を聴くということは常に真剣なことです。

 

記録された音楽の魅力刻まれた魂に触れることが出来るかどうか、

 

音楽と真剣に対峙するのが本格的な音楽鑑賞です。

 

レコードには演奏家が長年かけて磨いた感性や技術が詰まっています。

 

そうしたものを鑑賞するのですから、適当な態度で聴くのは、音楽に対して失礼です。

 

そんなことを今日考えました。自分への反省の意味もこめて。