YAMAHA Epicurus one | オーディオコアのコアなブログ

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早くも二月、

一月後半は静かな日が続いたなぁ…。

二月も例年だと静かな月、雪もないし少し盛り上がってくれるといいんだが。。。


そんな暇だったとある日(汗)

レコードの棚を物色していて目に止まった一枚。



黒いジャケットでわかりにくいですが、ヤマハの非売品レコード「Epicurus one」と題されたレコードです。

1970年代に完成したヤマハ・エピキュラススタジオの録音技術を紹介するための非売品レコードです。


内容は日本のジャズアルバムの名盤、TBMレコードからの名曲を同じメンバーでこのスタジオで再録音した、という当時ならではの豪華なものです。



一曲目は名盤BLOW UPの「AQUA MARINE」なのでオリジナル盤と聴き比べてみました。


BLOW UPは二枚持っていて、ジャケットと番号が異なってます。

左はtbm-15、右は15PJ-1023


tbm盤1973年東京アオイスタジオレコーディングはこんな構成らしく、


1977年のヤマハエピキュラススタジオ再録はこんな構成


三枚を聴き比べてみました。


3枚を聴き比べて、

tbm-15が多分ファースト盤?で15PJ-1023はその後の発売元(東芝音楽産業→日本フォノグラム)変更によるジャケ変更だと思うんですが、前者のが音がやや甘め、後者のがキリッとしてハイファイめに聴こえました、前者のが全体的に甘いんです。

当時そんな差を付けたかどうかはわかりませんので使い倒した盤でもあるし、マスター盤の状態かもしれませんし。


Epicurus盤は後年の別レコーディングなのに鈴木勲さんのチェロが寸分違わぬ演奏でまずびっくり。


同じ演奏ではないはずなので比較って難しいんですが、音はとても良いです。が、tbm盤との比較だと当時のヤマハ新スタジオ、新設備盤だからここが凄いっていうのはあまり見つけられず、tbmの盤そのものがすごく良くできたアルバムなんだと思いました。


10数年前にtbmの作品がSACD化されたとき、プロデューサーの藤井さんと何度も電話でやり取りした事があったんですが、その時は自分も全然無知だったので作品の質問なんて何もしなかったんですが、今回の事を聞いてみたかったなぁ〜なんて今更思いました。


10数年にはアナログなんてほとんど関心が無かったから仕方ないか。。。