熊本でどこに行くか、検索して目に留まったのが「カフェ・ジャレット」。白人のピアニストを店名にする例は珍しいのではないか。この店は新しく、2013年5月25日オープン。マスターは熊本県警の元刑事部長さん。
JBLのEverest DD66000がある。入店時他に客はおらず、正面の席でゆったりと聞く。左手が厨房とアンプ類のある部屋。右手には一面CDラック。通常マッキンのアンプを使うのだが、この日は別のものを使用していたと思った。機種名失念。すみません。
大きな液晶画面を見ながらの鑑賞となる。これに曲名とアーティスト名、ジャケット画像が表示される。ハードディスクに取り込んだ音が再生されているようだった。iTunesかと思ってお店のホームページで後で調べたら、CDをFLAC形式でリッピングし、LINNのネットワークプレーヤーLINN KLIMAX DS/KでNASのデータを再生しているとのことだった。従って、演奏スタイルはアルバム片面ではなく、1曲ごとに変わる。
■再生リスト
1) Boe ??? Trio "Love Dance" イバン・リンスの名曲です。
2) Bud Shank Meets the Rythm Section "I Remember Cliford"
3) Count Basie "How High the Moon" from Basie in London
4) 熱帯Jazz楽団 "I've Got the World on String"
5) Oscar Peterson "It Never Entered My Mind"
6) MJQ "I'll Remember April" from European Consert Disc2
7) Archie Shepp "Nature Boy" from The Ballads
8) Kenny Kirkland "99"
9) Nicholas Payton "Taking a Chance on Love"
10) Jackie Mclean "Little Melonge(?)"
11) Meldy Gardot "If I Tell You I Love U" from The Absence
■音量
2) 46dB、7)で51dB
サンドウィッチをほうばりながら、ここまで聴いてきた感想だが、録音のいい盤だと、ものすごいvividな音像だということだった。3)は古い録音でかなりだめ。ところが次の4)はすごかった。熱帯楽団だから結構な編成のバンド、この管楽器の並び順、定位がすごかった。実に正確というか、ぼやっと、何となくではなくて、cm単位でわかるような感じがした。4)などピアノの鍵盤まで見えるか、というな聞こえ方だった。その他に特筆すべきは11)だ。これは全く知らないアーティストのものだが、新しい録音で、ものすごく音に包まれるような感じがした。今日聞いた中で一番良かったと思う。生楽器の演奏ではないのだが、なぜか、一番音場感があった。
と、ここで、私の頭にはキース・ジャレットのピアノがどう聞こえるか試したくなったので、リクエストした。
12) Keith Jarrett
Standards Liveこれは60dBで音量をかなり上げてくれた。お恥ずかしながら、このCDを自宅で聞いていて、トリオの3人がどう並んでいるのかが良くわからないのだ。今回だいぶはっきりわかったのは、ベース、ドラム、ピアノの順に並んでいることは確定(あたり前だが)、それでピアノはどちらを向いているのか、キースジャレットの顔はどこにあるのか、というのを必死に探ろうとしたのだが、このEverestを持ってしても、私の駄耳には困難であった。仮説はたったのだが、完全には判定できなかった。
まぁ、私に判断する聴力はないのかもしれないし、そもそも無理なのかもしれないが、ピアノはかなり奥行のある楽器なので、どういう風にマイクを立てるかで、相当音場が変わる(はず)。キースジャレットのECMのやつは非常にあいまいで、全く良くわからないのだ。
松本のエオンタでLINNのDSという言葉を初めて聞いたが、今かなりブームになりつつあるネットワークオーディオを堪能できる店は、この店のようだ。
16:30~18:30まで滞在。ホットサンドとコーヒーを注文。900円也。
私の訪問時と現在は営業時間が変わっている模様で、今は16:30~19:00は休憩タイムです。
カフェ・ジャレット
熊本市中央区水道町1-19 ヴィラージュビル1F
096-273-6672
平日カフェタイム12:00~16:30、バータイム19:00~23:00
土日祝カフェタイム12:00~18:00、バータイム18:00~23:00
月休
http://cafejarrett.com/